内藤ゼミ11期生初回のブログを担当いたします、飯尾月葉と申します。先輩方に倣って、初めに簡単に自己紹介をしたいと思います。
私は秋田県出身で、大学進学を機に上京してきました。アニメや漫画が好きで、最近は『WIND BREAKER』や『暁のヨナ』、『呪術廻戦』にはまっています。また、ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』も大好きで、特にミュージカル作品をよく観ています。東京ではこうしたイベントが数多く開催されるため、以前から「大学生になったら上京したい」と考えていました。内藤ゼミでは、特に『刀剣乱舞』をテーマに研究していきたいと思っています。
現在は居合道部白鷺会と早稲田大学のインカレサークルに入っています。中でもぜひ知っていただきたいのが居合道ですね。剣道でも合気道でもありません。模擬刀(竹刀ではなく金属製)で演武する武道です。刀をビュンビュン振るのはあこがれませんか?まだ知名度は高くありませんが、この機会に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
少し長くなりましたが、授業の内容にうつります!
前座
今回は、私が『刀剣乱舞ONLINE』について紹介しました。『刀剣乱舞ONLINE』には、キャラクター(刀剣男士)たちの魅力的なビジュアルや、実在する日本刀がモチーフになっていることなど、さまざまな魅力があります。その中でも特に面白いのは、「はっきりしたメインストーリーがない」という点だと思います。
刀剣男士たちは、プレイヤー(審神者)それぞれの本丸に顕現するという設定なので、同じ刀剣男士が複数存在していても問題ありません。歴史を改変しようとする敵と戦う、という基本設定はあるものの、実際にはそれぞれの本丸で起こる出来事が“本編”になっています。そのため、メディアミックス作品や二次創作でどんなストーリーが描かれても、違和感なく共存できるのが特徴です。さらに、「同担拒否」が起こりにくいのも面白いところだと思います。なぜなら、自分の本丸の刀剣男士と、他の人の本丸の刀剣男士は、それぞれ別の存在として考えられるからです。
こうした自由度の高さや、解釈の幅広さが、『刀剣乱舞ONLINE』ならではの魅力だと感じました。
3限
廣野由美子著『批評理論入門 フランケンシュタイン解剖講義』
1冒頭
古田さんの発表でした。
第1章では『フランケンシュタイン』の冒頭について取り上げられています。小説の冒頭部は読者にとって、現実世界から虚構の世界に入るための敷居です。初版の『フランケンシュタイン』では、「11月のある陰鬱な夜のこと、、」という書き出しになっていましたが、この書き出しは読者に急激に情報を与え大きな疑問を残して今します。一方で、再編された『フランケンシュタイン』では、ある男の姉に宛てた手紙文から始まっています。現実的な手紙という形式に物語を収めて、読者に信憑性を与えることで小説の冒頭という敷居を跨がせやすくさせる技法がとられているのです。
しかし私は、手紙が一般的ではなくなっている現代では、手紙が読者にとって良い敷居であるとは言えないと考えました。物語の世界に入り込みやすいメディアは時代によって変化していくのかもしれません。
2ストーリーとプロット
第2章では小説におけるストーリーとプロットについて取り上げられています。ストーリーは出来事を起きた時間順に並べたもので、プロットは物語が語られる順に出来事を再編成したものです。つまり、ストーリーは時系列で、プロットは因果関係によって出来事を組み替えているのです。『フランケンシュタイン』では、物語がほとんど終わりに達した段階から始まり、過去に遡って語るという配列法がとられています。またプロットで語られることで、読み進めると生じる疑問がすぐには解消されず、真相の提示が先延ばされるため、謎やサスペンスが生み出されています。
4限
ロラン・バルト『作者の死』
引き続き古田さんの発表でした。
授業内容の前に言葉の整理をしたいと思います。テクストとは、作品そのものであり、作品となる内容のこと。エクリチュールとは、書くこと、言語活動全般のこと。
本テクストでは、テクストの中に作者(の意図や背景)を読み取ろうとするのではなく、むしろテクストと書き手は分離して考えなければならない、と主張しています。つまり、書き手は単に文字を書いたにすぎず、読者はテクスト自体を解釈しなければならないということです。テクストは、それまでに書き手が経験してきたあらゆる他者の文化やエクリチュールが反映されたものであるため、そこに書き手由来のものは含まれないとする考え方です。
このようにテクストと作者を分離して考えると、テクストには多様なエクリチュールが存在し、それぞれがそれぞれと様々な形で関係しあっています。そのため、テクストは、解読し一つの答えを見つけ出すことはできず、読者によって多種多様に解釈されるのです。
以上が第二回の授業内容です。語が難しく、読み内容を理解するのもまた難しかったですが、何がわからないのか、どう解釈したのかをきちんと整理し、引き続き授業に臨みたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
飯尾