7期生徳村、突如として4年春学期のゼミを振り返る

こんにちは、7期生の徳村です。

久しぶりの登場となりましたが、突如として4年春学期のゼミを振り返ってみようと思います。

振り返り徳村。

と言っても今までの講義をひとつひとつ振り返っていくとかそういうことではなくて、今学期を通しての全体的な感想を述べるって感じです。激動の4年ゼミ前半を終えて、ここが一区切りですからね。

春学期を振り返ってみて、真っ先に思い浮かんだことは、「徳村、ひとりになっちゃったなぁ」でした。

春学期の中盤に差し掛かろうとするあたりで、私を含め2人いた7期生のうちの1人である村上さんがゼミを去ってしまうという出来事がありました。

詳しいことはここで書く必要がありませんが、平たく言うと「方向性の違い」でした。ですから、7期生を内藤先生を含めたスリーピースバンドと仮定した場合、ギターの村上さんが「自分のいちばんやりたい音楽をやりたい」と言ってバンドを脱退したことになりますね。

例えるなら『いきものがかり』みたいなものです。

いきものがかりは日本のスリーピースバンドで、代表曲に朝ドラの主題歌『ありがとう』やNHK全国学校合唱コンクールの課題曲『YELL』、さらには2012年ロンドンオリンピック・パラリンピック放送テーマソング『風が吹いている』などがあります。

代表曲からもわかるようにNHKとの繋がりが非常に強いバンドとして知られており、「NHK御用達バンド」と呼ばれたり呼ばれなかったりして音楽業界に不動の地位を築いたり築かなかったりしています(築いています)。

そんないきものがかりですが、2021年6月2日をもって、ギターを担当していた山下穂尊さんが脱退してしまいます。いきものがかり側の説明では、

「紆余(うよ)曲折の旅を続ける中で、音楽やグループに向ける気持ちが、山下と他の二人とで、少しずつ違うものになってきたことを感じていました」

とのことで、平たくいうとこれも「方向性の違い」なのでしょう。

ここでわかりやすくいきものがかりと7期生バンドと対応させてみると、山下穂尊さんが村上さん、もう1人のギターの水野良樹さんが徳村、そしてボーカルの吉岡聖恵さんが内藤先生ということになり、山下さん(村上さん)が方向性の違いにより脱退したということになります。

これで7期生といきものがかりの関係性が、非常に明快かつ豪快に整理されましたね。

まあ実のところを申し上げると脱退するにも色々とありました。神保町の喫茶店で7期生バンドの修羅場があったりもしまして、私は脂汗や冷や汗など、多種多様な汗ををかくことになりました。

結果的に、「絶対に内藤先生とのマンツーマンゼミだけは回避したい」という私の極めて個人的な願いゆえの奮闘むなしく、村上さんは7期生バンドを脱退してしまいました。

しかし、私の奮闘は私自身がそれに納得するためのものでもあり、また「人は互いにエゴを押しつけあいながら、対話によってバランスを保ちながら生きているのだ」という気付きをもたらすものでもあったのです。なので、何も無駄なことはなかったと思います。

1年とちょっとの間でしたが村上さんとのゼミは刺激的面白かったです。最後の最後まで私のわがままに付き合ってくれてありがとうございました。

そして村上さん脱退後の7期生4年ゼミには私と内藤先生の2人しか残っておらず、事実上のマンツーマンゼミになる危機が(危機が)ありました。

しかし、先生のご厚意により8期生の関口さんと佐藤さんが4年ゼミに参加してくださることとなり、結果的に元々よりメンバーが1人増えるという珍現象が起こりました。

この御二方には、正直なところ、感謝と尊敬しかありません。

このふたりが参加してからの第二期4年ゼミは、第一期4年ゼミと比較して非常にアグレッシブで、尚且つより深くより高くまで到達していく感覚がありました。

基本的には4年生である私のゼミなので、私が引っ張っていかなければならないはずなのですが、恥ずかしながら逆にふたりが私を引っ張っていってくれていたのが第二期4年ゼミでした。

たまにもう私の理解の及ばないところまで2人が到達しちゃってしまっていることもあり、脳みそを12000回転させながら必死に食らいついていたのが実際のところです。

私の役割といえばもう、先生を含めた3人の高度な考察や意見を自分でも理解できるように分かりやすく整理してまとめるくらいでした。

授業終盤でようやくそれが言語化できるようになるので「最後の砦は徳村」みたいな扱いを受けてましたが、普通にアレは理解に時間がかかっていて、終わりかけにギリギリ滑り込んでるだけなんです。

それでも、毎回の議論で矢継ぎ早に出てくるふたりの新鮮で視座の高い意見や知見に触れ、それをまとめて自分の意見を出すことで、それが大団円に繋がっていく感覚は爽快で楽しかったです。

毎回、前半は無言で後半にちょっと喋って美味しいところだけ持っていっている感覚は、もちろん私にもありましたよ!!!反省もしてます!!!

まぁ色々ありましたが、関口さんや佐藤さん、そして先生の協力あって、私は今、まずまず健康な状態で、特に失踪とかもなく、なんならちょっといい感じで春学期のゼミを終えることができています。1人だったら確実に失踪してます。断言します。

感謝感謝♪

その他内藤先生のご指導を受けている皆さんも、これから期末レポートとか合宿とかあることでしょう。大変ですけど、うだうだ言いながら頑張りましょう。私もうだうだ頑張ります。うだうだ暑いけど、うだうだ生きていきましょう。

それでは、うだうだお疲れ様でしたうだうだ😂😂😂👍👍👍

うだうだ☆とくちゃん

2022 2年ゼミ 第13回 「皆さん、大変ですよ!来週はレポート提出です。」

こんにちは!13回のブログを担当する宮澤です。

先日3回目のワクチン接種をしたんですが、副作用やばかったです(笑) 熱は出るし頭は痛いし。2日間くらいベットでゴロゴロしてました。

今回のブログの投稿が遅れたのも、、

ワクチンで寝込んでたせいです!多分。お許しください。(笑)

実は私、文章を書くのが苦手なうえにブログを書くのも初めてで、突っ込みどころ満載なブログだと思いますが、生暖かい目で見守ってくださいな。

では早速、13回目のゼミ内容を見ていきましょう~

1.レポート構想発表

次回は、いよいよ最終レポートの提出です!この構想発表では、最終レポートの骨組みを皆さんに発表してもらいます。今回は、伊藤さん・大原さん・枝松さんが担当でした。

・伊藤さん テーマ「機動戦士ガンダム」

伊藤さんの研究テーマは、機動戦士ガンダムなんですって!皆さん一度は耳にしたことがある有名な作品ですよね~。私は残念ながら見たことがなくて詳しいことはわからなかったんですが、伊藤さんの研究への熱量が伝わる良い発表だったと思います!

ガンダムって、ちょうど私の父世代がぶち当たっている作品みたいです。私の父親が大好きで(笑)だから、私と同世代の伊藤さんがガンダムに詳しいことを知って驚きました。私も父親と一緒に見てみようかな~なんて。

・大原さん テーマ「サカナクション」

大原さんは、サカナクションを研究テーマに取り上げます。以前、編集者に興味があると聞いたので、音楽関係のテーマを選ぶんだな~とちょっと驚きました。

特にサカナクションの歌詞に注目して分析を進めるようです。私は知らなかったんですが、サカナクションの曲は「夜」というコンセプトが深くかかわっているらしいです!大原さんは、この「夜」という言葉から作者山上一郎さんの世界観を探ろうとしています。とっても面白そうなテーマですよね!私も時々サカナクション聞きますが、微塵も知らなかったです、、

サカナクションのファンであり、文学的な知見に秀でている大原さんだからこそできる分析だと思いました。

・枝松さん テーマ「塩塚モエカ」

枝松さんは、羊文学のボーカル・ギターを務める塩塚モエカさんについて研究します。またしても、私の知らない人物が、、、全く知らない分野のお話だったので刺激的でした。自分の全く知らない分野のことを、みんなが教えてくれる所がこのゼミの良さでもありますよね~

枝松さん塩塚モエカさんの大ファンだそうで、この研究テーマを論文にしてやるぞ~っていう確固たる意志を感じました。伊藤さんも、大原さんも、枝松さんも皆さん自分の好きな分野を研究テーマにしていて素晴らしいと思います。私も含めて、お互いに頑張りましょう!

ん~、今回もとても良い発表ばかりでした!私もとても参考になりました。内藤まりこ先生が一貫しておっしゃっているのは、作品自体と向き合うことが大切だということです。レポートを書こうとすると、どうしても外側にベクトルが向きがちになってしまいます。そこをぐっとこらえて作品とじっくり向き合う、内側にベクトルを向けることでより面白い作品になるのかもしれませんな~

2.最終レポートの相談会

 いよいよ来週が最終レポートのお披露目です!今回はそれぞれグループに分かれて、最終レポートに向けて相談会をしました。私のグループでは、研究方法や研究の範囲についての悩みが多かったです。

 レポートテーマはそれぞれで、星新一さんや荻野直子さんの作品を分析する人もいました。星新一さんと言えば、最近NHKで「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」というドラマがやってますよね~。今まで、星新一さんの作品に触れたことはなかったんですけど、文学的な世にも奇妙な物語みたいでおもしろかったです。興味がある方は是非見てくださいね。

 レポートのアウトラインはみなさんしっかり出来上がっていました。来週の発表が楽しみです!私は最終レポートが終わらなくて半べそです(´;ω;`) 現実逃避でブログを書いているのですが、これが終わったら地獄と向き合わなければなりません(笑)

3.パラグラフライティング

 最後にパラグラフライティングについてさらっと見ていきましょう!

さらっとって言ったんですけど、実はこの内容ちょ~ちょ~ちょ~~大事です!!社会に出ると必ず必要になる能力なので、是非習得しましょうぜい。

 まず、みなさんはパラグラフって何だと思いますか?なんとなーく話題やテーマがまとまってる文章かなーと思ったそこのあなた!惜しい!けど違います。それは段落です。日本では段落ってよく使いますけど、適当に文章区切っても何となくオッケーって感じじゃないですか?

 しかーし!パラグラフには段落と違って明確に決まった基準があります。それは、

パラグラフ=「文章の最小単位」

です。これだけじゃまだわからないですよね(笑)もっと詳しく見ていきましょう。

 パラグラフは、トピック・センテンスとサブ・センテンスで構成されています。トピック・センテンスは一番言いたいことを簡単にまとめた文章のこと、サブ・センテンスはトピック・センテンスを支える説明や具体例、言い換えなどのことをさします。

例えば、お腹が減ったという主張をしたいとき、以下のようにパラグラフライティングをします。

私はお腹が減っている。(トピック・センテンス)なぜなら、朝から何も食べていないからだ。朝は寝坊して何も食べることができなかった。昼も課題が忙しくて何も食べることができなかった。つまり、お腹がペコペコなのだ。(サブ・センテンス)

このような感じで一番言いたいことを最初に書いて、後で理由だの具体例をうにゃうにゃ書いていきます。ここで、一番大切なことは「パラグラフの一番最初に、一番言いたいことを書くこと」です。ほんとこれだけ!これだけ覚えてください!

あとは、主張したいことをパラグラフごとに書いていけば、あっという間にレポートがかけちゃいます。パラグラフライティングをするときは、最初に言いたいことをアウトラインで書き出すというやり方がおすすめです。箇条書きで大丈夫です。下の例を見てみましょう。

・私はお腹が減った(トピック・センテンス)

・私はたくさん寝たい(トピック・センテンス)

・私は運動したい(トピック・センテンス)

アウトラインができたら、次にサブ・センテンスを肉付けしていきましょう。

・私はお腹が減った(トピック・センテンス)

 朝は寝坊して何も食べることができなかった。昼も課題が忙しくて何も食べることができなかった。つまり、お腹がペコペコなのだ。(サブ・センテンス)

・私はたくさん寝たい(トピック・センテンス)

 昨日から徹夜して寝ていないからだ。しかし、帰っても仕事をしなければならない。(サブ・センテンス)

・私は運動したい(トピック・センテンス)

 最近食べ過ぎている。そのため、体重が増えてしまった。だから、運動しなければならない。(サブ・センテンス)

こんな感じで、トピック・センテンスとサブ・センテンスを組み込んだパラグラフを作りましょう。例が分かりにくくてすみません。

何度も言いますが、一番大事なことは「パラグラフの最初に、一番言いたいことを書く」ということ。以上のことを意識して、パラグラフライティングのマスターになっちゃいましょうね!

これで、第13回のゼミ内容をすべて振り返ることができました~。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。そして、お疲れさまでした!私もお疲れさま!

では、私はこれから地獄の最終レポートを終わらせてきます!皆さんも色々あると思いますが、お互いにがんばりましょうね!ではまた~

 

8期生第6回「声・イメジャリー」

こんにちは。8期生の井上です。

とりあえず初めましてなので自己紹介します。好きなものはゲーム、アニメ、マンガで好きなことは適度な運動、食べること、そして寝ることです。特に寝ることについて、単純に気持ちいいだけでなく、嫌な一日をリセットする、いい夢を見る、体を休めて回復するなど多機能である点でとても好きです。ゲームは主に対戦ゲームが好きでYoutubeやTwitchで対戦ゲームをプレイしている方の配信をよく見ています。アニメやマンガはジャンプで掲載されたものを中心に少年マンガ系統が好きですが、日常系も好きです。

さて前座ですが今回はマンガ、「青のオーケストラ」を紹介していただきました。

優秀なクラシックをテーマにした学園モノ、青春モノで人間性の描写や演奏シーンの描写が魅力的なマンガですでに10巻出ていますがアプリで読めるとのことです。授業後に少し調べてみましたが面白そうだったので時間のある時に読んでみたいと思います。

それでは本題に入ります。まずは2限サブゼミの方から。

今回は、声・イメジャリーという概念について学習しました。

声とはテクスト総合から理解するテクストにはない描写のことで、例えば文字に直接個人の感情を書き起こしてはいないものの書いてある内容やその個人の行動から読み取れる感情といったものが挙げられます。

以上を踏まえて次にモノローグとポリフォニーについてです。

作者単一の視点と意識によって統一されている状態をモノローグ的と言いこれに対して多様な考えを示す複数の意識や声が、それぞれ独自性を持ったまま互いに衝突する状態をポリフォニー的と言います。

イメジャリー

イメジャリーとは事物から、それを見て、読んでイメージが喚起される作用のことで、作品によっては同じ事物について喚起されるイメージが異なることもあります。

イメジャリーにはたくさんの機能があって今回のゼミではこの機能を区別するのにとても時間を使いました。(主に私の理解に)

メタファー

象徴

アレゴリー

メトニミー

シネクドキ

以上が今回扱った機能になります。カタカナばっかりですね。一つ一つ見ていきます。

まずはメタファーです。これは聞いたことがある人も多いと思いますし私も聞いたことがあるので何となく理解できそうな気もしました。メタファーはあることを示すために別のものを示しそれらの間にある共通性を暗示する場合を指します。例えば白雪姫という単語について、白雪姫の肌の白さを示すために「白雪」という別の単語を示し「白」という共通性を暗示しています。

象徴は特に類似性のないものを示して連想されるものを暗示する場合を指します。月に母性とか女性などを暗示させるようなものです。

アレゴリーは具体的なものを通してある抽象的な概念を暗示し、教訓的な含みを持たせる場合を指していて、寓意とも呼ばれます。物語における「キツネ」といった具体的なものに「狡猾、ずるがしこい」などの抽象的な概念を持たせるといったことです。

メトニミーは換喩とも呼ばれ、暗示したいものをその具体的な一部のみによって示す場合を指します。具体的には「赤ずきん」という単語が「赤ずきんを被った少女」を連想させるような場合です。

シネクドキは上位概念によって下位概念を暗示させる、逆に下位概念によって上位概念を暗示させる場合を指します。例えば「花を見る」という言葉について通常桜を見ると解釈されることは「花」という上位概念が「桜」というその下の概念を示していると言えます。

個人的にここを理解するのがとても大変でした。2限で学習したのはこんなところだと思います。

次に4限の内容に入ります。

4限ではミハイル・バフチンの「ドストエフスキーの詩学」を扱いました。とにかくバフチンのドストエフスキー愛が感じられる文章でした。ここではバフチンによってドストエフスキー作品について批評がなされており、冒頭ではドストエフスキーの小説についてカラマーゾフやラスコーリニコフといった人物の批評を取り上げたうえで彼らの主張をエンゲリガルドやグレーフェらの引用を用いながら否定し、そのうえでドストエフスキーの小説の登場人物が作者の手を離れ、作者に反旗を翻すことすらあるように自由に躍動していることを明らかにし、トルストイに見られるような従来のモノローグ的な世界とは違うポリフォニー的な世界を生み出しているとしました。

以上のことを確認したうえで今度は私達が残りの授業時間内という限られた時間で、浦島太郎をポリフォニーな物語に書き直すという取り組みに挑戦しました。登場人物を、桃太郎、亀、亀をいじめる子供たち、乙姫、鯛やヒラメ、おばあさんとし、浦島太郎が亀を助けるシーンと竜宮城内での宴会、そして浦島太郎が陸上に戻り玉手箱を開けてしまうシーンの3つの場面を抜き出して場面がつながるようにそれぞれの場面を二人ずつで担当してポリフォニックにしました。まずは登場人物が自由に動くためのキャラ設定を以下のようにしました。

浦島太郎

極度のマザコンかつ偽善者。自分の欲求にひたすら貪欲なクズ。

乙姫に良き伴侶を連れていきたかった従者。

子供

親無しの家無し。亀を今夜の晩御飯にするつもり。

乙姫

外の世界に出ず不思議な海底で永遠に楽しく過ごすことを望んでいる。変わらないことがこの世で最も美しいと考える。

タイ・ヒラメ

自分たちが神と仰ぐ乙姫と似た生き物(浦島太郎)の登場に不安定になっている。

おばあさん

帰還した浦島に出会い新手のオレオレ詐欺かと身構える。亡き夫の遺産で第2の人生をやり直すつもり。半世紀の間夫に献身してきたのでこれ以上搾取されたくない。

一人ずつキャラ設定のアイデアを出したのですが結果的に全体的にひねくれたキャラクターになってしまいました。

次にそれぞれの場面を次のように作り直しました。

亀を助けるシーン

浦島太郎は竜宮城や乙姫の存在をすでに知っていて、マッチポンプで彼女の玉の輿を狙うために子供にお金を渡して亀をいじめるように指示を出していた。亀を助けると亀は乙姫の婿にふさわしい人物を見つけたと喜ぶが、浦島太郎も思い通りになりほくそえんでいた。

また、お金をもらっていた子供はこれを元手にギャンブルで資金を増やそうとしていた。

宴会のシーン

いじめの一件の後亀に連れられた浦島太郎は竜宮城を訪れる。竜宮城では魚たちが自分たちにとって神としている乙姫とよく似た生き物が来たことに動揺し、良くないものとしてていたが乙姫に自分と同様に扱う(神扱い)ようになだめられていた。一方宴会の席で用意された食事に不満を持った浦島太郎は竜宮城内の魚を食べようとする。魚たちは浦島に反感を持つようになり、竜宮城内の空気感が浦島太郎に居心地の悪いものになる。居心地の悪くなった浦島太郎は帰ることを告げ、乙姫は亀を助けた浦島太郎に対して自分の価値観、つまり永遠に変わらないままでいることが何よりの価値であると思い、若さを保てる玉手箱を渡す。

玉手箱のシーン

陸に戻った浦島太郎はおばあさんと出会い時間が過ぎていたことを知って驚くとともに自分の生活について思案を巡らせる中でおばあさんの息子を騙りこのおばあさんから生活資金をだまし取ってやろうと画策する。一方で亡き夫に時間を搾取され続けたおばあさんも自分が騙されそうになっていることに気づいており浦島太郎を警戒するが、逆に騙し返してやろうと浦島太郎の話に乗り、話の流れで浦島太郎の持つ玉手箱を見て「自分へのお土産か何かか?」と話す。玉手箱を渡す流れになったが自分のものがとられるのが嫌な浦島太郎は一人で玉手箱をあけてしまう。

このように書き直してみた感想として、個人的にはいくら時間がなかったとはいえ、おばあさんの息子を騙るのは話の流れ的に難しそうだとか、浦島太郎の竜宮城の振る舞いをカメはどう感じたのかなど、あちこちにツッコミどころがあって、読んでいてすごく引っかかってしまう小説になってしまったと感じました。また、キャラクターを作者の手を離れて動かすということにもこだわりすぎていたのではないかと振り返って思いました。今回の経験を通してドストエフスキーのやっていたことの難しさを少しは実感することができました。

やっぱりドストエフスキーってすごいんだなあ。(小並感)

以上です。