第5回 6期生ブログ「大学とは?」

今回のゼミでは『ディスタンクシオン』第2章を読みました。またまた難解な文章でしたが、皆さんお疲れ様でした。この章はまともに読もうとしたら何年もかかるタイプの予感がした途端、流し読みを始めてしまいましたレジュメ担当の宮本です。

細かな内容にもかなり深くまで取り上げ議論したので「何ページにこれがある!」「いや、何ページにはこう書いてあるぞ!?」「!?」という感じに、間違い探し大会のようになりました。本当にお疲れ様でした。ですが「場」「ハビトゥス」「慣習行動」「文化資本」「学歴資本」など主要概念の定義がしっかりとでき、共有することができたと思います!

後半では大学の価値下落問題に関して深い議論をしました。先生からご紹介いただいた世界各国の大学事情は興味深かったです。比較的楽に大学に入れる外国を羨ましく思ってしましたが、それがゆえに引き起こされる別の問題もたくさんあって.. .と、一筋縄ではいかない大学と就職の関係性や、学歴問題などに頭を悩ませた時間でした。

そして、大学の意義とは?学歴の意義とは?というまた根本的で壮大なテーマについても話し合いました。学歴を取るため、就職するために大学に通うのでしょうか。違う!と叫びたい私ではありますが、現実、学歴がないと就職にも関係してくるし、と複雑な問題です。第6期ゼミは単位のない自主的な集まりになっています。そんな、まさに大学のシステムから逸脱したこのゼミは、大学とは?学歴とは?という大きな問題を考えていくのに、まさにピッタリな場所ではないでしょうか!というわけで、心の底に、なぜ大学に行くのか?という問いを抱えながら、これからもゼミに参加していこうと思います。

ちなみに、私の暫定的な答えのようなものですが…国際日本学部は「縁日のようだ」と、入学してすぐにある先生から言われました。美味しいところをつまんで食べて、それで終わり、と。私はとてもショックを受け、その日から専門的な知識を身につけよう!と決め、今ここまで来てしまいました。この状況は情コミにも当てはまると思います。エセ?リベラルアーツ的な学部は、様々な興味分野を自由に学べる点ではとても楽しいですが、その人の意欲次第でどうにでもなってしまうものです。そんな国日の風潮に巻き込まれたくない!一心で四年間過ごしている私ですが、大学では集大成の論文を生み出したいという気持ちがあります。大学に通うのは、そうやって、自分なりの道を自分なりに探し、何かをやり遂げていくことなのではないでしょうか。それは学問である必要はないと思います。(授業をサボるのは反対ですが)そして、大学では様々な出会いの場が開かれています。基本的にはモグることもできるわけだし。これはカリキュラムに沿った今までの教育とは全く異なるものだと思います。その出会いの場をどう活用していくかは自分次第。大学はとても厳しい場でもあり、試される場でもあり、受け入れてくれる場でもあると思います。オンライン授業でそれが非常に難しくなってしまったのが、残念でありません。だからオンラインの中でも同じように学費を払うのは今でも(声明が出ても)納得できません。まず図書館の遠隔利用が教員と院生にしか許されていない現状にキレそうです。どうしてくれるんだ!って感じです。話が逸れました。

どんな四年を送っても同じように与えられる学位を、どれほど厚みのあるものにしていくか。誰にも見ることはできないけど、自分だけは見える形で膨らませたい。そして膨らんだ学位をぎゅっと抱きしめて、卒業していきたいと思います。(しかし、オンライン授業で完全にしぼみつつあります、ピンチ)

第4回 6期生ブログ「髪型」

こんばんは、小野寺です。
本日第5回目のゼミナールではブルデューが著作した『ディスタンクシオン』の第一章を精読し、私がレジュメを担当しました。
正直、先週、先々週が就職活動のピークだったのではないかと思うほど忙しく、瀕死状態で読み、レジュメを制作しました。とても難解で文量も多く、どのようにまとめれば良いのか手探りでしたが、読んでいく中で自分自身の疑問や共有して話し合いたいことをたくさん発見したので今日のゼミが楽しみでした。
実際には精読したものをどうやって簡潔に説明すれば良いのか分からず、本の内容にはさらっと触れて、アツい議論をひたすら交わすことになりました。結果として私がモヤモヤしていたことに対して宮本さんや山田さんが納得させてくれるような意見をたくさん出してくれて今は清々しい気持ちです。また、二人の意見自体もとても面白いものばかりで「人はきっとマジョリティーの中のマイノリティーになりたいのだ」というのは自分もまさしくその通りであると思いました。
本の内容に絶望していましたが、二人からでた意見の「本の中と私たちが生きる今は全然状況が違うから、絶望しなくて良い」という言葉を噛み締めて、第二章からは希望的観測が持てるような心持ちで読み進めようと思います。また、先生から教わった、「大きい建物を説明するつもりでノート2ページ分にまとめる」ということもやりつつ、まとまりの繋がりに意識をして理解を深めたいです。

授業の中でそれぞれの「趣味」について発表してもらいましたが、私が一つ言い忘れていた趣味がありました。それは「自分の髪型について悩むこと」です。私は年中無休で自分の髪型について考えています。母からも「もう毎日髪型の質問してこないで!」と言われるほど病的な趣味(?)です。実際に頻繁に美容院に行く人間ではありませんがとにかく毎日髪型について悩んでいます。(最後に美容院に行ったのは去年の7月です)
現在の私の中でのホットな髪型はショートカットにするか前髪を伸ばして「ワンレン」にするかどうかです。ショートカットは希少価値が高い上に楽チン、しかしワンレンは私の中での強い女性像に当てはまるのでどちらも捨てがたいです。やはり髪型というものも「自分を表すツール」であり、「理想の自分」に近づくことができる表現の一つであると思います。
実は今日のゼミを終えてから気がついたことが、このメンバーの中で私以外の4分の3が前髪なしのワンレンヘアなのです!!!
やはり地下ゼミ生として、強い女性になるためにもワンレンにすべきなのでしょうか。就職活動が終わるまでに決断をしたいと思います。
皆さんは私の髪型についてなど本当に興味のない話題であると思います。お付き合いいただきありがとうございました。

第3回 6期生ブログ「やりたいこと」

こんばんは。6期生の山田です。
(先週はゼミが休みだったので)先々週は、言説分析について学びました。
「桃太郎を題材とした論文の論点を考える」というアクティビティから始まり、批判理論にはどのようなものがあるか、言説分析とは何かについて教えていただきました。また、最後に行った「なぜ私は論文を書くのだろう?」というテーマに対する議論は、人それぞれ考え方が異なり、興味深かったです。

さて、本日のゼミからブルデューのディスタンクシオンを読み始めるということで、私も「趣味」について話したいと思います。
(※本の内容とは関係ありません)

私は、長い間趣味を持たずに生きてきました。

とは言っても、好きなことがなかった訳ではなく、趣味はあくまでも「人に言うものではない」という認識が自分の中にあったからだと思います。

人には他人と共有したい趣味と自分の中で大事にしたい趣味と2種類あり、長らく前者の方を私は趣味だと考え、自分には趣味がないと思っていました。

話は変わりますが、最近ぐるぐると考えた結果、
やりたいことを考えるのが趣味なのかもしれないと思い始めました。
目の前のことをこなす毎日に陥っていると感じると、やりたいことを考える時間を作ります。

きっかけはある年の大晦日。
毎年恒例の年末の番組にも飽きてしまい、退屈を紛らわす術を探していました。そんな時にSNSで見つけたのが、「やりたいことを100個書き出す」というものでした。

年を重ねると、やらなきゃいけないことに追われ、「やりたいこと」を追求するのが難しくなるように感じます。
これ、正月ボケの頭にとても良い刺激をもらえます!やってみるとわかるのですが、純粋に「やりたいこと」を考えるのって意外に難しいんです!!でもワクワクします!!

ぜひこのブログを読んで書いてみたという方がいましたらご連絡ください(笑)
そして一緒に実現させましょう!!