皆様、初めまして。
12期生第3回目の授業のブログを担当いたします、古田真夕と申します!
私のブログも飯尾さんや先輩にならって、簡単な自己紹介から始めさせてください。
私は小説やサブカルチャーが好きで、文章を読んだり、書いたりすることも好きなので内藤先生のゼミに入りました。また、文学だけでなく、心理学やジェンダー学にも興味があります。
小説だと特にはやみねかおる先生の作品が好きです!また、Vtuberの配信が好きで日々”推し活”に精を出しています。
これからどうぞよろしくお願いいたします!以上で自己紹介を切り上げ、授業内容についてお話していきます。
【前座】
本日の授業は残念ながら、飯尾さんがお休みだったため、私は先生に「Vtuber」について僭越ながらお話しさせていただきました。
VtuberはバーチャルYouTuberの略称です。主にゲーム配信や雑談配信を行い、リスナー(視聴者)との距離が近いのが魅力です。
しかし、Vtuberの中には小説、音楽などの創作活動や、モーションキャプチャーやAR技術などの最新技術を用いたライブ演出を行う方もいます。
アバターを用いた配信活動だけでは収まらない、日々進化し続けるVtuberたちの活動には目が離せません。
皆さんもぜひVtuberが作り出す世界をのぞいてみてください。
【3限】第3章:語り手 第4章:焦点化
前回に引き続き、「批評理論入門『フランケンシュタイン』解剖講義」(廣野由美子 著)の分析を行いました。
第3章:語り手では、小説の内容を読者に向けて示す役割を果たす「語り手」について取り上げられています。
語り手は主に三つに分けられます。
一つ目は、物語内の登場人物が一人称の視点で語る場合は物語世界内的語り手。
二つ目は、登場人物ではない存在が物語の内容、人物の心理を知り尽くした状態で語る場合は物語世界外的語り手。
そして、稀ですが、三つ目として二人称の語り手が存在します。
「フランケンシュタイン」では一つ目の物語世界内的語り手によって語られ、語る登場人物は入れ替わっていきます。
しかし、その語り手というのは本当に信頼できるのでしょうか?語り手となる主人公フランケンシュタインは、個性的な性格によって偏った語りになっているところが見受けられます。他の語り手たちも同様です。
語り手になっているからといって読者は完全に信頼することはできないようです…。
また、「フランケンシュタイン」ではウォルトンの手紙>ウォルトンの手記>怪物の談話というように入れ子構造になっている点が挙げられていました。
皆さんは入れ子構造の作品と聞くと、何を思い浮かべますか?私は授業内で「進撃の巨人」を例に挙げました。ネタバレになるので何も言えませんが、すごく緻密に構成された素敵な作品なのでぜひご覧ください!
第4章では「フランケンシュタイン」の焦点化について取り上げられていました。
物語をどう「見る」のかを示す焦点化は、まず焦点人物の位置によって外的焦点化と内的焦点化に分けられます。
さらに内的焦点化は焦点人物が変わるか否か、同じ出来事を語るかどうかで固定内的焦点化、不定内的焦点化、多元内的焦点化に分けられます。
「フランケンシュタイン」では、不定内的焦点化及び多元内的焦点化が部分的に用いられ、物語が展開していきます。
【4限】ジェラール・ジュネットの物語論
本来は、ジェラール・ジュネット「物語のディスクール」の焦点化についての分析だったのですが、私が読む課題文を間違えてしまい…この時間では物語論全体について、より理解を深めました。
特に興味深かったのは、やはり焦点化についてです。現在の小説では、一人称視点、三人称視点から描かれる作品がほとんどです。しかし、物語が人によって語られて伝わっていた時代、その当時の物語では、一人称視点となる物語の登場人物でもなく、自我のない物語の全てを知る三人称視点でもなく、また別の「語り手」が存在していたのです。
先生は「源氏物語」を例に解説を行ってくださいました。
「源氏物語」の語り手は、物語の登場人物ではないので、三人称視点のように思われるのですが、主人公である光源氏の描写は全て尊敬語で語っています。つまり、光源氏より低い身分である語り手なのだということが物語言説から読み取れてしまうのです。現代の、物語内容のどこにも位置しない三人称の語り手とは異なる存在、そんな語り手が平安時代には存在していたのです。
ジュネットの物語論は緻密ですが、古代から現代までのさまざまな作品を例に挙げて考えると、「これはどうなんだ?」と判断が難しい場面が数多く出てきてしまいます。
私は結構そういった話し合いや、例に当てはまるか考えてさらに考えを深めることが好きなので嬉しいのですが、どうしても時間が足りないのが残念です…
以上が今回の授業内容です。
拙い文章で読みにくかったかも知れません。これからのブログ更新で成長していけたらと思っていますので、よろしくお願いいたします!