12期生 第6回 独立した複数の声

みなさん、こんにちは!今回のブログを担当する飯尾です。

最近は夏インターンのESの締め切りが近くなってきて、焦ってきております。しかし、私は怠けがちなので、大学に行かないと何もしないで時間をつぶしてしまい、自己嫌悪に陥るばかりです。この怠け癖をどうにかするいい方法はありますか(泣)

それでは早速ですが、授業の内容に入っていきたいと思います。

前座

今回は私の取り組んでいる武道である居合道について紹介しました。居合道は、林崎甚助重信公が日本刀の操法をもとに創始しました。居合道には流派が多く、競技では流派ごとに異なる型である古流と、全流派共通の12本の型の全剣連居合道制定から、5本の型をぬいて行います。何歳からでも始められる競技なので、小学生もいれば、80歳近い方もいらっしゃいます。

私の思う居合道の魅力は、単純ですが金属の模擬刀を振ることができる点です。竹刀ではない金属です。二次元の世界だけの話かと思っていたのが、実現できてしまうのです。はじめはなかなか思うように体が動かず、どうしたら上手くなるのかもわからなくて苦しい思いもありましたが、今は筋肉がついてきて刀を軽く感じるようになり以前よりも居合が楽しくなってきました。

3限

古田さんの発表でした。

廣野由美子著『批評理論入門 フランケンシュタイン解剖講義』

10 声

第10章ではポリフォニーについて取り上げられています。ポリフォニーとは、多様な考えを示す複数の意識や声が、それぞれの独自性を保ったまま互いに衝突する状態のことです。『フランケンシュタイン』では主に、手紙を通してポリフォニーが用いられています。例えば、ウィリアムが殺されたことを伝える父からフランケンシュタインへの手紙では、父はその死を悲しんでいますが、その手紙を読んだフランケンシュタインは親族が殺されたことよりも殺人事件が起こったことに対する衝撃が表れていました。ウィリアムの死という一つの出来事に対しても、死を悲しむ父と殺人に驚くフランケンシュタインというすれ違いが発生し、これこそがポリフォニーであります。

11 イメジャリー

第11章ではイメジャリーについて取り上げられていました。イメジャリーとは、メタファー、象徴、アレゴリーといった、ある要素によって想像力が刺激され、視覚的映像などが喚起される場合に、そのイメージを喚起する作用のことです。『フランケンシュタイン』では、水や月がイメジャリーとして使われています。例えば、水は死や忘却、浄化の象徴であり、メタファーです。月は、怪物とフランケンシュタインの対面や狂気の象徴です。

ここでイメジャリーには、メタファー(隠喩)、象徴(シンボル)、アレゴリー(寓意)以外にも、メトニミー(換喩)、シネクドキ(提喩)があることを学びました。それぞれ例をあげながら整理したいと思います。

◎イメジャリー

〇比喩                                                                                         メタファー(隠喩):白雪姫 姫の白雪のように美しくはかない点を表す。                                                       シネクドキ(提喩):霞が関(中央官庁街の代名詞) 具体で抽象を、抽象で具体を例える。                                                                                                                    メトニミー(換喩):赤ずきん 一つの特徴で全体を表す。                                 

〇アレゴリー(寓意):ことわざ 二つの意味世界がある。

〇シンボル(象徴):鳩 平和の象徴とされる。関係性がみられないものでも、社会的ななかで生まれること

4限 ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』                                                      第1章ドストエフスキーのポリフォニー小説および従来の批評におけるその解釈

引き続き古田さんの発表でした。

ドストエフスキーのテクストは従来、「主人公は独自のイデオロギー概念の創始者で、ドストエフスキーの声は登場人物たちの声を総合したもの、またはかき消されるもの」と評価されてきた。

しかしバフチンは、「登場人物の言葉は作者の言葉と同等の自立した価値をもっており、因果関係は第二義的な役割にすぎない」と評価した。

以上が第6回の授業内容です。例を用いながらイメジャリーについての理解を深められました。日本ではメタファーをさらに直喩と隠喩に分類している点が面白いなと思いました。

飯尾

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