皆様、こんにちは!
第4回のブログを担当する飯尾です。GWがあけ、いかがお過ごしですか?私はいまだ新学期に慣れず、余裕のない生活を過ごしています。
手短ですが、早速授業の内容にうつります!
前座
今回私は、『暁のヨナ』について紹介しました。花とゆめ連載の草凪みずほ先生による漫画作品で、アニメ化や舞台化もされています。『暁のヨナ』は、城を追われた王女ヨナの成長と冒険を描くファンタジー作品です。
高華国の王女ヨナは、幼なじみのハクや想いを寄せる従兄スウォンと平和に暮らしていました。しかし、スウォンの反乱によって父王を殺され、ヨナはハクとともに城から逃げ出します。
旅を通して国の現実や人々の苦しみを知ったヨナは、弱かった自分を変えようと決意。伝説の“四龍”の戦士たちを仲間にしながら成長し、自らの力で人々を守ろうとしていきます。旅の途中で仲間を増やしながら、ヨナは弓術や精神力を身につけ、ただ守られるだけの姫から、民を導く存在へと成長していきます。
守られるだけだったヨナが成長し、今度は仲間を守ろうと強くあろうとする姿がとてもかっこいいです。
また、ヨナと従者ハクの恋愛模様も見どころで、鈍感なヨナと片思いをこじらせたハクのやり取りは、もどかしくも切なく、思わず引き込まれます。
3限
古田さんの発表でした。
廣野由美子著『批評理論入門 フランケンシュタイン解剖講義』
5提示と叙述
第5章では提示と叙述について取り上げられています。提示とは語り手が介入したりせずに黙ってあるがままを示す方法、叙述とは語り手が物語の出来事やと往生人物の心理描写を読者に解説する方法です。『フランケンシュタイン』では、提示と叙述がうまく使い分けられており、特に読者からの共感が軽減する恐れのある場面や繰り返しとなる出来事の話などは叙述で語られています。
また三人称の物語は、一見あるがままを示す提示のように見えますが、極めて存在はわかりにくいものの誰かが語っていることに変わりはないため、叙述にあたることに注意が必要です。
6時間
第6章では時間の順序と速度について取り上げられています。
ストーリーにおける出来事の順序と、プロットにおける出来事の順序が一致しない場合を「アナクロニー」といいます。アナクロニーには、出来事を語る最中に過去の出来事に移行する「後説法」、まだ生じていない出来事を先取りして語る「先説法」、既に進行している物語の途中から語り始める「イン・メディア・レース」があります。
速度の形式は四つに分類できます。物語が中断され、光景や情報が描写される「休止法」、物語の内容の時間と文においての時間の速度が等しい「情景法」、何年、何か月と空いた期間を要約して数段落、数ページで描写する「要約法」、ある期間を省略し、一気に飛び越える「省略法」に分類されます。
先説法の理解に特に苦労しました。先説法は、「雨が降りしきる夜だった」のような情景法で先の未来を暗示することではなく、「まもなく」などの直接的な言葉で未来を言い表す文のことを言います。現在にいる語り手が後説法で語る際に、すでに知っていることを過去の語り手本人に語らせていると解釈しました。
4限 ジェラール・ジュネット『物語のディスクール』Ⅱ持続
引き続き古田さんの発表でした。
今回のテクストでも時間の操作について語られています。省略法のより深い形式についても述べられており、省略法には省略された時間を明記する「明示的省略法」、テクストにおいて存在そのものが明示的でない「暗示的省略法」、その存在の位置、省略された期間がともに定めることができない「仮説的な省略法」があります。
また本テクストで取り上げられているプルーストの『失われた時を求めて』はかなり特殊な語りであるようです。事細かに情景が描写されているため、一見休止法で語られているようですが、語り手は決して止まらずに語っているということで、『失われた時を求めて』は非常に細かい情景法であると言えます。
以上が第4回の授業内容です。授業の中で真に理解することが多く、一人で読む段階でもより理解を深めていけるようになりたいと思いました。今後難解な文章を時間をかけてきちんと読み砕いて準備したいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
飯尾