お久しぶりです。5期生の川田、川上です。
先日3月28日に2019年度研究成果発表会が行われました。
発表会が終わった今、あえて一言でその様子をまとめるとしたら、
あらゆることがイレギュラーだった、だと思います。
そもそも発表会の開催に至るまでに様々なことがありました。
はじめは都内での開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染防止のため大学施設が利用禁止となり、例年とは異なる形式で行うことになりました。
南房総での開催も検討していましたが、開催日の直前に外出自粛要請が出され、現地へ向かおうにも諦めざるをえない状況になりました。
結果、オンライン会議用アプリを利用して発表会を開催することになりました。
川上からは「ゼミを離れて気づいたこと」と題し、卒業論文とは異なる形での成果発表を行いました。諸事情により卒論執筆が困難な状況でしたが、ゼミで学んだことを活かし、自身の「しがらみ」を解消するための実践について発表しました。
川田からは「「分有」という居場所 ―『オハナホロホロ』を通じて“家族”を考える―」と題して、漫画『オハナホロホロ』を通じて、「分有」という考え方に基づく新しいつながりについて論じました。また、「分有」の関係において、その外部に第三者が存在し影響を与えることも指摘しました。
相次ぐ予定変更にも関わらず、当日は10人弱のOB・OGの方々にご参加いただきました。
オンライン上で皆様とお会いするのはとても新鮮で、私たちの発表に関して貴重なご意見をお聞きすることができました。
お忙しい中貴重な時間を割いていただき大変感謝しております。
そして内藤先生、これまで大変お世話になりました。
内藤ゼミは文学理論を学ぶだけでなく、自分らのありのままを曝け出すことのできる貴重な場所であったと思います。
私たちはこれから社会人としての一歩を踏み出します。
もし落ち込んだり挫けそうになったりしたとき、いざというときにはまた内藤ゼミに戻ってこられたらいいなと思います。
本当にありがとうございました。そして今後ともよろしくお願い致します。