2年ゼミ第7回「最後わかるかな」

 こんにちは、こんばんは。第7回を担当します、石橋と申します。ぶりじすとんです。以上です。残念ながら私はこれ以上特に名前のお話はしません。楽しみにされていた方ごめんなさい、次回以降の担当者さんにこうご期待ですね。その代わり、今回は先生が過去に受け持っていた日本語表現という授業のとある学生さんのお話を共有しようと思います。(ここからは学生さんを〇さんと呼びます)

 〇さんの最終レポートテーマは「なぜクリスマスはカップルのものなのか」について。日本に浸透している、「クリスマスは恋人たちのもの」という認識に怒り心頭だったようです。確かに、日本ってクリスマス≒恋人と過ごす日っていう認識が強いですよね。(私はただただ美味しいものを食べまくっていい日と認識しています。)〇さんはそんな普遍的な現象に疑問を呈したわけです。そしてなんと!そのアプローチ方法が…明治期から直近までのクリスマスに関する新聞記事を全部読むことでした!熱量が凄い(笑)!その研究の結果、〇さんは大発見をしました。クリスマスは以下のように変遷していたのです。

クリスチャンたちが讃美歌を歌う程度のもの→(一般の人にも広がる)→おじさんたちが吞みまくってどぶに落ちるようになる→おじさんだけでなく家族やみんなでワイワイするイベントへ→(バブル期突入)→恋人たちのものに…

そう、”恋人たちのクリスマス”はバブル期以降に突然できたものだったのです!

すごくないですか?!先生曰く、普遍的な現象ほど証明・分析することって難しいようなのです。だからできる限り対象を絞る。でも〇さんは当時1年生にして「大量の新聞記事を読みまくる」(ちなみに新聞の後雑誌も読み漁ってます)という圧倒的熱量でその壁を越えていったのです。私は〇さんのこの熱量をとても面白いと感じました。皆さんはいかがでしょうか?まあ、機会があったら感想教えてください。とりあえず今回の前置きはここらで切り上げて本題に入りたいと思います。では早速、走吧!

1,レポートの構想発表

1人目:大胡田さん

今回のレポート発表でトップバッターを務めたのは、前回発表予定だった大胡田さんです。大胡田さんが扱う作品は、谷崎潤一郎の『細雪』。当時の結婚規範や女性に対する価値観が本作品においてどのように表現されているのか、といった観点からアプローチを試みるようです。実は、本作品はは戦時中に軍部から「内容が戦時にそぐわない」と掲載が取りやめられた作品だったようで、初めはこれをテーマに持ってこようとして選んだのだそうです。こっちもなかなか興味深そうな問いですよね。素敵な作品チョイスだと思います!

2人目:坂入さん

続いての発表者は第五回のブログを担当してくれた坂入さん。扱う内容は「匿名性の高い作者と作品の関係」についてで、前回前々回に取り上げたドランバルト『作者の死』から着想したみたいです。ここでの匿名性の高い作者というのは、ネット小説の作者や性別明かさないアーティストといった情報の流出が極端に少ない作り手のことです。話題の渦中のバンクシーもそうですね。「匿名性の高い作者の作品がなぜ受け入れられるのか」という問いをテーマにしたいと考えているようですが難易度の高い問いのためまだ少しお悩み中のご様子でした。頑張って!!

3人目:松島さん

3人目の松島さんはリモートでパワポを使って発表してくれました。自身の大好きな「美女と野獣」か「シンデレラ」を扱いたいと考えているようです。ただ、「まだテーマが決まっておらず皆のアイデアを聞いてみたい!」とのことだったので数人のメンバーがアイデアを挙げてくれました。「シンデレラ2」「シンデレラ3」の存在を含めた様々なアイデアと情報が出てきました。松島さん、選び放題ですね。どんなテーマにされるのか、楽しみです!!!

2,リアクションペーパーに対する応答

今回もたくさんほほう確かに~となるリアクションペーパーが紹介されました。そこでここではみんなの考えとそれへの先生の応答を一部抜粋してQ&A形式で紹介していきます。

Q作者は単なる文字の媒介者ではないためエクリチュールには作者の価値観が少しは入っているのでは?

Aもちろんです。作者の価値観は入っています。ただ、十全に作者の言いたいことが反映されているわけではなく、他のものも入り込んでいます。ここにバルトは注目し、これを用いて作者最強という見方を弱めたかったのだと思われます。

Q作者側の人々は自身の書く文章が読者を通して広がり様々な解釈がされることを望んでいたのではないだろうか。それゆえに、作品の解釈が作者に帰結される事態が生じたときバルトは作者の死を願ったのではなかろうか。

Aとてもなるほどと思います。実際、今の作曲家・写真家・作家といった作者側の方々のお話を聞いても「作品が自分の手を離れた時点でそれはもう自分のものではない。むしろ読者が自分の予想もしないような解釈をどんどんしていってくれる方が喜ばしい」と言う方が多くいらっしゃいますね。

Q引用の織物とは意識・無意識に関係なく今まで見聞きしてきたものの反映に過ぎないのかなと思った。

Aまさにその通りです。ロ二・ホーンの展示はまさしくこの点に関して、私たちがどれほど多様なものを見聞きしていてかつそれを取り込んでいることに気が付いていないのか、ということを明らかにしてくれます。

などなど、色々なリアクションが見られました。皆さんとても熱心に学習されているのが伝わります。次回も楽しみですね。

3,批評理論の学習4:ジャック・デリダ「脱構築」

…の予定だったのですが、時間が無くなってしまったためできませんでした。残念!

4,次週までの課題の案内

今回はアウトラインの作成が課題です。ポイントは題目は問いのかたちで書くこととできるところまで埋めること。アウトラインはver1,2,3…と消さずに更新していくことで俯瞰的な視点を失いにくくできます。ここからver何まで作ることになるのか…根気強く頑張りましょう。

さて、今回の内容はこれで以上となります。こういったものを書いた経験がなかったため拙い文章だったとは思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。見聞きしたことを文字に起こすのってとても大変な作業なんですね。勉強になりました。また誰かのブログで登場すると思うので…その時まで、しばしの別れ!

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