8期生ブログ第3回『要約法ってやつが便利すぎるのではないだろうか』

大遅刻、申し訳ありません……。半月猶予があると思っていたら1週間おかわりしていました。なぜ……。

というわけで、昨年に引き続き内藤ゼミにお世話になります佐藤杏海と申します。 普段はゲームと学校と創作に生活の全てを捧げて生きています。最近はもっぱらTRPGにお熱です。

このゼミのブログだし、少しだけ趣味の話をしようかと思います。 これを書いている6月1日からさかのぼること1週間前、TRPGシナリオの『VOID』というシナリオに参加してきました。TRPGについては過去の私の記事を読むかググってください。

この当時の私は大正時代を舞台にしたシナリオに狂っていましたが、現在の私は近未来、アンドロイドが人々の生活に普通にある世界を舞台にシナリオに狂っています。総計20時間にも及ぶ長丁場のゲームに参加し、その物語の世界に浸ってきました。ゲームが終わってもそのキャラクター達のことを考えてしまって大変ですが、そろそろ現実に帰ってくる時間ですね。話を授業に戻しましょう。

1.前座を筆頭にしたetc

実はこの授業、GW明け一回目でした。みなさんGWを満喫したようで、特にダイビングはとても羨ましいですね……綺麗な海は数年見ていないので、旅行に行きたくなりました。

加えて私のメモには「クリスマスの話」とあるのですが、これは一体……。やはり記憶が新鮮なうちに書くべきですね……。

前置きはこれくらいにして、前座の紹介に入りましょう。

本日の前座は関口さんおすすめの「スパイダーマン:スパイダーバース」です。スパイダーマンが死んだ世界で、スパイダーマンの跡を継ぐように言われた主人公・マイルズがパラレルワールドから来た先輩スパイダーマンたちを師として成長する物語だそうです。人生においてそれなりに大きな岐路にいる私たちにこそ見てほしい、とのことで今度調べておこうと思います……!

2.2限「提示と叙述」

サブゼミの今回のテーマは「提示と叙述」です。

・提示:登場人物の会話がそのまま記録されているシーンなど、語り手が介入しないシーン

・叙述:語り手が前面に出てきて読者に解説するシーン

小説はこの2つがバランス良く組み合わされることで成り立つものである、とされています。

小説では常に時間の要素があります。

アナクロニー(時間錯誤)と呼ばれる状況が、実際の時間軸と語りの順番が異なる状況です。これは、後説法(フラッシュバック)と先説法(フラッシュフォワード)に分けられます。先説法でわかりやすい例が伏線です。

さらに小説の時間を示すものとして「時間標識」があります。これはテクスト内でより具体的な時間(○○年など)を表す表現を指します。

物語の語りには速度もあります。

この場合の速度とは割かれているページ数のことで、省略法・要約法・情景法・休止法にわけられます。

省略法はさらに限定的省略法と非限定的省略法に分類されます。この二つは省略された時間が具体的にどれくらいかわかるか否かで判断できます。

省略法よりもう少し間の状況がわかる語りが要約法で、すべての状況が描かれているのが情景法です。休止法は物語の流れが一度止まり、語り手が登場人物たちは見ていない景色の説明をする(話は進んでいない)状態を指します。

これらを踏まえて『浦島太郎』の物語を再構築しました。

ここでなぜか脳内イメージが映画になるゼミ生一同……。後説法や先説法は映像媒体の方がイメージが湧きやすかったのかもしれません。

浦島太郎の軌跡…………

3.4限「不等時法」

ゼミの本編とも言える4限がやってまいりました。

今回の要約としては「物語の語りは不等時法(律動効果)を抜きにしては成立しえない」です。

この律動効果とは、物語の語りの速度(ページ数)が物語の内容で進行する時間に対して増えたり減ったりすることで生まれる波のことです。

小説の語りはこれ抜きには語れない、という主張がプルーストの「失われた時を求めて」を通して語られています。

物語内容を材料、語り方を調理方法としてできあがった料理が小説ということですね。

4限の内容は駆け足気味になってしまいましたが、以上が5月12日のゼミの内容です。

こうしてみるとこのブログはかなり要約法を用いて書かれていることになりますね……。今回のゼミは夏休みへの積み残しもなく終わることができました!では、また次の機会に!

3年 佐藤杏海