2年ゼミ第14回(最終回)「お疲れさまでした!」

こんにちは。2021年度2年ゼミブログの最終回を担当する佐藤杏海です。みなさん、期末レポートお疲れさまでした!今からみなさんのレポートを読めるのが楽しみです。

そして春休みに入って半月を過ぎたところでの執筆になってしまい大変申し訳ないです……。大学生って思ったより忙しいんですね……。昨年はコロナもあってあまり動けなかったし、と予定を入れていたらいつの間にか大変なことになっていました。来年度の目標は計画性にしようかと思います(笑)

さて、最終回のブログは2年ゼミのみなさんからコメントを募り、それを紹介することにしました。

ゼミ生のみなさんには「ゼミについて、感想や内藤ゼミに来年来る後輩へコメントをお願いします。」という質問の回答をいただいています!ゼミ選択に悩んでいる後輩に届くといいな……。

というわけで早速紹介していきます!

・映画・アニメ・漫画・小説・絵画・演劇・ジェンダー・哲学。  この中のどれか一つでも好きな方には超オススメのゼミです!!

・面白いし楽しいです。いろいろな分野に対して熱を持ち知識がある方々と出会えました。貴重な経験になると思います。

・感想: 面白さ半分、難しさ半分という感じでした。 自分が生きてきた中で考えもしなかったアイデアや視点を持つゼミ生の話は非常に為になりました。加えて、毎度ゼミ生のその凄さに舌を巻くばかりでした。 理論に関しては、「え?ん?」みたいなことが多かったです。なんとか理解してやるぞと意気込んでいましたが毎度撃沈。けれども、「こういうことね」と少しでも理解できたときは嬉しく、楽しさも感じていました。 長文を書くことに関しては、少しは苦手意識を克服できたかな~と。まあ、乞うご期待。 ゼミ生の皆様ともうすこし絡んでみたかったなともちょっぴり思います。 ゼミ生の皆様、そして内藤先生。半年間という短い時間でしたがお世話になりました。ありがとうございました。

・後輩へ: 小説や映画などの表象作品が大好きなあなた。レポートや論文などの長文を書くことが好きなあなた。今すぐこの内藤まりこゼミナールへ入室しなさい。後悔はさせないぜ。 一方、小説や映画などの表象作品をあまり興味がないあなた。レポートを書くのが苦手だと思っているあなた。内藤先生はもの凄く優しい人だが入室にはそれなりの覚悟が必要だぜ。ただ、新しいことたくさん学べるからおすすめはするぜ。なんやかんやで俺は耐えたぜ。(笑)

・自分と同じように映画が好き、小説が好き、分析してみたい作品がある、という人たちに囲まれながらもそれぞれが個性に溢れる考え方とか軸を持っていたので毎度毎度なるほどな~と思わされるゼミでした。自分以外のメンバーのリアクションペーパーを見れる講義なんて今までなかったので、人の素直な感想を大量に見れるのがとっても面白かったです。

・内藤ゼミで学んだ半年は決して長くない時間でしたが、他のゼミでは学べない沢山の考え方に触れることができました。おそらく内藤先生は自身のゼミを今後も「ガチゼミ」と呼ぶのではないかと思いますが、怖がらずに飛び込んでみると最高の学びの経験ができるかと思います。ぜひこのゼミという場を活かして自身をアップデートする機会にしてください!

・先生が批評理論をわかりやすく解説してくださるので毎回の授業が刺激的で頭を使います。とても面白いです。また課題で出される授業のリアぺを毎回次の授業の冒頭で先生がコメントをする時間があるので、他のメンバーがどのように授業や理論を受け取ったのかを知ることができ、とても勉強になります。

・授業ではゼミ生同士で意見を共有する場面が多くあるので、自分にはなかった視点や考え方など、新たな発見がたくさんありました。また先生のお話もとても面白いゼミでした。

・半年間のゼミでしたが、今までで一番濃い内容を学ぶことができたと思います。批評理論と論文の書き方を学ぶという授業内容そのものもかなり充実していましたが、何よりもゼミ生の皆の熱量が高く、とても刺激を受けました。映画が好きな人、アニメが好きな人、ジェンダー問題に関心のある人、プレゼンが上手な人、論理を緻密に立てられる人、独自の視点を持っている人…ゼミ生のみんなは必ず自分だけの強みを持っていると感じました。正直最初はそれに圧倒されてしまいましたが、自分にできることは何か、足りないものは何かを考えるきっかけになりました。また、内藤先生のお話も毎回とても楽しく、ゼミの内容に関係ある話もない話も聞き入ってしまいました。  来年のゼミ選びでどのゼミにしようか迷ってこのブログに辿り着いた方は、半年だけでも取ってみると良いのではないでしょうか。自分が何を学びたいかを考えるきっかけになると思います。  短い間でしたが、多くの学びをくれた先生・ゼミ生の皆さん、ありがとうございました。

・親愛なる後輩様へ これをあなたが見るころには私は三年生になっているでしょう。もう卒業しているかもしれませんね。このゼミには変態たちが集ってきます。自分の知らない世界について詳しい人がたくさんいます。ですが落ち込まないでください。この分野ではこの人がすごいという、いびつなグラフを重ね合わせてできる全分野Max値のグラフを見て落ち込む必要はありません。自分も尖りましょう。変態を目指してください。 匿名希望の大学生より

・このゼミでは予習が大変な分、毎週のディスカッションは楽しいし、大変大きなものを得られると思います。一緒に頑張りましょう!

・ゼミ生一人一人の考えが素晴らしく、互いを尊重できる貴重なゼミの授業でした!最初に鬼ゼミと脅されて正直やめようかと思いましたが、耐えれば案外どうにかなります!(執筆進んでない自分が言ってます)あっという間に過ぎる大学生活だからこそ、実りのある授業に取り組んでいくことが大切であると思います!私はこのゼミを選んでよかったです(^^)

・ひとりひとりのやりたいこと、好きなものがかなり確立されているので、前座や構想発表を通じてゼミ生のみんなの多様な思想を学び、新しい世界を知ることができる点が魅力だと思います。

・自分の考えを伝えることは大学生になるとたくさんありますが、こんなに真剣に他の人の考えを聞く機会はなかなかないと思います!大変なところもありますが、レポートの書き方や考え方を一気に学ぶことができるのでとても楽しいです!

ゼミ生のみなさん、回答ありがとうございました!約4か月間の短い時間でしたが、かなり濃く、充実したゼミだったと思います。内藤先生、お世話になりました!誰一人脱落することなく最終レポートを迎えられてよかったです……。

私自身は3・4年ゼミも内藤ゼミです。ですが、他のゼミに行くみなさんもここで学んだことは絶対活かせると思います。折り返しを迎えた大学生活、楽しんでいきましょう!

それでは、また機会があればどこかで!本当にお疲れ様でした!

2年ゼミ第13回「12分の1を駆け抜けろ」

こんにちは、そしてこんばんは。第13回のブログを担当させていただく伊藤 花です。

なんと1月も終わりに差し掛かり、1年の12分の1が過ぎようとしています。時間が過ぎるのはなんて早いのでしょうか、、と軽く挨拶でもしたいところなのですが、これが私には死活問題です。私の今月のTo-doリストには完了するのを待っている学期末レポートが大量に残っています。

…さぁ、ブログ執筆頑張っていきましょう!

早速ですが前置きで外せないのが名前に関する話題。初回の関根さんから始まり、第13回まで来ると私も書かずにはいられません。そこで少々名前についてのお話を。

先日読んだ本の中に「自分のことは心地よく呼ばれたい」という文章がありました。それによると、私たちは名前を間違えられるとどこか心地が悪くなり、訂正したい気持ちになるようです。たしかに言われてみればその通りですね。普段であれば滅多に発言しない学生でも、先生から名前を呼び間違えられると即座に訂正します。

しかし私の「伊藤 花」という名前はそうそう間違えられることがありません。予測変換も楽々です。ところがなんと先日、友人の一人が私の名前を「華」だと思っていることに気づきました。もれなく訂正したい気持ちでいっぱいなのですが、言い出すタイミングが案外難しい。LINEで「華ちゃん」と書かれているのを見るたびにムズムズしてしまいます。

このように考えると、他者から呼ばれる名前というのは私たちにとって非常に重要なようです。それには名前の持つ自分と他者を区別する機能が大きく影響して、、、

ともっと語りたいところなのですが、そろそろ前置きが本題を乗っ取ろうとしているので授業内容に行きましょう。

1.前座

今回の前座を務めさせていただいたのは私、伊藤“花”です。

Netflixオリジナルドラマ「SEX EDUCATION」を紹介させていただきました。

タイトル通り本作のテーマは「性教育」なのですが、私が問題視しているのがまさに日本の性教育事情。適切な性の知識は生きていく上で必要不可欠ですが、日本では「不適切だ」という意見が根強く、まだまだ十分に教育が行われていません。

本作はそんな性教育をエンターテイメントとして世界に発信しています。

私が出演させていただいたPodcastではさらに物語への愛を語っていますので、ぜひ聴いてみてください!(突然の宣伝)

「もやもや大放出CLUB」

[Spotify]https://open.spotify.com/episode/2KjCpviBVdpTuUHPKVZXnw?si=Omz0fY02RzShzHiGRJsYIg

[Apple Podcast]https://podcasts.apple.com/jp/podcast/7-sex-education%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%84%9B%E3%82%92%E5%A4%A7%E6%94%BE%E5%87%BAclub-%E5%89%8D%E7%B7%A8/id1560028567?i=1000537290646

2・学期末発表会

授業も残すところあと1回ということで、今回はゼミ生の半分7名が学期末発表を行いました。以下おおまかな発表内容になります。

1.佐藤杏海さん→「刀剣乱舞」「ヘタリア」の比較から見る擬人化作品の特徴と問題点

2.大胡田愛梨さん→「細雪」における雪子と紗子の表象から見る家父長制

3.坂入夏さん→「チョコレート工場の秘密」分析から見る児童小説

4.松島和佳那さん→実写版映画「シンデレラ」二作品の比較から見るジェンダー規範

5.佐藤舞さん→少女向けアニメ「プリパラ」が描く多様性

6.刑部龍之介さん→アニメ「宇宙よりも遠い場所」における南極の描かれ方

7.竹本光さん→映画「ホーム・アローン」から見る登場人物の人数と物語の関係性

簡単にまとめてしまいましたが、それぞれの関心に基づいた作品選びと着眼点で、個性溢れる発表会となりました。質問や意見交換も活発に行われ、リアクションペーパーを通じても沢山のコメントが集まりました。

ここからはさらに各々分析を進めていき、5000字を越える学期末レポートの完成を目指します。

ということで、まさかの今回の講義内容は以上になります。

明らかに前座が本題で講義内容がおまけのようなブログになってしまったのですが、7名の発表が非常に充実しており、本格的にまとめようとすると書ききれなくなってしまうので何卒ご勘弁を。

7名とも今回の授業からさらにアップデートしたレポートを執筆されるかと思うので、私自身も完成を楽しみにしています。

まるで学期末レポートを書くことが他人事のようになってきましたが、私もそろそろ完了を待っているTo-doリストに戻らなければなりません。

ここまで読んでいただいた皆様、誠にありがとうございました。

…さぁ、12分の1を駆け抜けていきましょう。

2年ゼミ第12回「2021年最後の日に綴る。。」

こんにちは!第12回のブログを担当する松島です。なんと!今回年内最後です、、!時の流れが早すぎる、、、

名前の流れをあえてスルーしようと思ったのですが、せっかくの流れなので少しだけ、笑

私の下の名前が「和佳那」でまあ被らない漢字3文字なんですね。文字変換の際は1文字ずつ探す、という手間を毎回かけてます。”わかな”という名前は割と聞きますが、漢字となると当たらないだろう!だと思い、アルバイトの塾講師で担当している中学一年生のクラスの子達に下の名前の文字を当てるクイズを毎週開催しています。もう7.8回くらいチャンスは与えてるのに今だ20人のクラスの子達、誰も当たらず、笑 (中学生なら漢字知らない可能性もありますね) もはや当たる日を待ち遠しく思ってます。

前置きはここまでにして本題に入ります。今回も盛りだくさんでした。毎度毎度ゼミの内容量の多さにはびっくりです!(それほど有意義ということですね)

1.前座

今回の前座は石橋さんです。

“エンドロールの世界”について熱弁していただきました!映画やアニメなどで流し見してしまいがちなエンドロール。しかし、その中にはNGシーンが含まれていたり、作品の伏線が張られていたり様々な魅力がつまっているそうです。私は今まで全然意識していなかったため、作品が終わったあとでも楽しみがあるのか!ともっとエンドロールを見てみようと思いました。色々な作品を紹介していただき、着眼点が面白すぎるととても興味がそそられました!

2.レポートの構想発表

1人目は関根さん。様々な分野で展開される”アラジンと魔法のランプ”の相違点に着目するそうです。たしかに、よく知られているディズニー作品でアニメだけでなく、映画、演劇など広く親しまれているため、それぞれの表現の仕方の違いはとても気になります。ジェンダー観の違いがあるのでは?と問いも浮き彫りになっており、全体の構想がまとまっていそうでした。私も好きな作品なので、どのような分析がなされるのかとても楽しみです!

2人目は伊藤さんです。韓国で話題となった”82年生まれキム・ジヨン”の小説と映画での相違点についてまとめるそうです。偶然にも関根さんと近い構想発表でした。伊藤さんは小説のこの作品に感動して、映画化を楽しみにしていたのに少し期待はずれだったそうです、、どうしてこのような違いが生まれてしまったのか明らかにしたいと思い、今回これを取り上げたと言っていました。もうすでに、内容がまとまりすぎていて素晴らしすぎました、!これからもっと深く分析されていくと思うと、、とても楽しみです!

3.リアクションペーパーに対する応答

時間の都合上、授業では割愛。

授業資料にゼミ生の前回の授業に対する意見がたくさん載っているのですが、私はこれを見るのをいつも楽しみにしています。なんといってもみんなの知識量や意見の深さがすごすぎる!なるほどと感心する内容が本当に多いんです。これを読むと自分の理解も深まり、レポートの構想も新たな方向性が浮き彫りなったりします。今回もゼミ生に刺激を受けるリアペが盛りだくさんでした。

4.論文の書き方の学習

今回は前回までの論文の書き方についての振り返りをしました。

まず初めに論文とは何か。大学生も1人の研究者である。そのため、論文を通して研究の成果を発表する権利があるとのこと。そして、論文は青春の叫びではない!読者を説得するための文章であり、自分の意見をただ述べれば良いというわけではありません。この青春の叫びではない!という表現が私にはしっくりきました。自分の考えとか思ったことを述べていいわけではなく、論理的に理解を求める構造が求められるわけです。一気に難しく思えてきました、、

続いて、引用の方法について。論文を書くにあたり、他の文献から情報を集めることは当然のこと。これを自分の文章に引用する方法は大きく分けて2つあるといいます。

まず一つは「」に入れて直接引用を行う方法。これは文献に記載された内容を「」にそのまま入れる方法になります。要約したり、言い換えをしたりしてはいけません!

そしてもう一つが文献の内容を要約して引用を行う方法です。これは文献の内容が長い場合などに、要約して端的にまとめる手法です。

以上二つの方法どちらも、引用箇所がどこか分かるように「〜によると」や「〜と述べている」など、自分の意見と区別したことがわかる表現が求められます。

そして!これらを引用した際には絶対に引用文献リストを付けなければなりません。これをやる際でも分野によって違いがあるんですね。

人文科学系の論文では、注番号を用いて、注の中に引用文献を記載します。

一方、社会科学系の論文では、著者名と公刊年を用いて文献リストを繋ぎます。

分野によって引用の方法が違うとは!全然知らなかったです。

論文を書く際には色々なところに注意を配り、定型に従うことが大切ですね。なんといってもゼミ生はあと1ヶ月の間にこれを使って論文を完成させなければならないので!へぇ〜って思うんじゃなくて、実践していかないとですね、、泣 大変だ〜〜!

以上が第12回の授業の内容でした。

こんな感じでまとめてきましたが、、

とても難しいですね文章にまとめるって作業。

しかし!書いていくうちに楽しくなってました。

もしまたやる機会があるならばもっと

おしゃれに、賢い人!面白い人!って感じで文章書きたいですね。

「つらいな」って最初は思ってたんですがこういうき

かいってあまりないのでやれて良かったです。あとは

レポートが待ってますね、、しかも冬休み中、泣 頑張っていきましょう!!!

とりあえずここまで乗り越えたからには完成させます!上の最後の文の秘密に気づくでしょうか!最後まで読んでいただきありがとうございました。。

ではでは!また来年!!!!!(^^)/

2年ゼミ第10回「本当に伝えたいことは先延ばしにせず最初に言うのが吉」

みなさんこんにちは〜!第10回のブログを担当します、佐藤舞です。佐藤、の時点で分かっていただけると思うのですが、日本一ありきたりな名前で残念ながら特筆することもありません。ですが、せっかくなので1つだけ佐藤あるあるでも言っておこうかなと思います。

「クラスに自分以外の佐藤さんがいなくても先生からフルネームで呼ばれる」

前置きはこのぐらいにして、今回もかなり内容が盛りだくさんなので、さっそく本題に入っていきたいと思います。

1.前座

今回の前座は関根さん。テーマは「コミックバンドで笑顔に」。ユーモアに溢れた歌詞を主体にした楽曲を演奏するバンドである、コミックバンドの紹介をしてくれました。

1つ目に紹介してくれたのは、打首獄門同好会。生活感溢れる歌詞と高い技術による演奏が特徴のバンドです。2つ目は、ヤバイTシャツ屋さん。メッセージ性を極力排除した歌詞が特徴となっています。

これらのコミックバンドを周知させ、聞かず嫌いをなくしたい、またコロナ禍における笑いの大切さを伝えたいといった関根さんの思いが伝わってくる、非常にアツい発表でした。

笑いの大切さを伝えるため、笑いの効果を医学的根拠に基づいて述べるなど、説得力がありつつ笑顔になれるような発表で、構成も素晴らしかったです。

余談ですが、筆者もヤバTことヤバイTシャツ屋さんが結構好きです。特に受験期に頭をからっぽにしたい時によく聴いていました。個人的なおすすめ曲は「ざつにどうぶつしょうかい」です。ざつにどうぶつをしょうかいする、それ以上でも以下でもない歌詞が大好きで、中毒性のある曲なのでぜひ聴いてみてほしいです(関根さんの代わりに宣伝)。

今回紹介してくれた打首獄門同好会は、名前を見て「う、打首…?!」とギョッとしがちですが、関根さんの発表にもあったように聞かず嫌いせずにぜひ聴いてみようと思います。

2.レポートの構想発表

1人目の発表は石橋さん。テーマは「細田守監督作品における家族像」です。サマーウォーズやバケモノの子、おおかみこどもの雨と雪といった作品の中で描かれる、いわゆる特異性を持つ家族に着目するそうです。例えば、おおかみこどもの雨と雪の場合は人間ではないうえ母子家庭である、というように不完全な家族が描かれます。

石橋さんの問題意識が今の時点でかなり明確なので、綿密な内容のレポートになりそうだなと思います。

2人目は木川さんです。木川さんのテーマは「千と千尋の神隠しにおける油屋は優良企業か」。

非常に興味深いテーマ設定だなと思うのですが、ここで重要になるのが「何をもって優良企業とするのか」ということでした。企業の良し悪しを判断する絶対的な価値観はないため、一口に優良ではない!と言うことは難しいという先生のご指摘がありました。

また、レポートを書くにあたって意義が必要となるため、単に優良かどうかということにとどまるべきではない、といった問いに対するアドバイスがありました。

すごく面白い視点なので、最終的に木川さんがどのような問題意識を持って油屋を分析していくのか、非常に楽しみです。

3.リアクションペーパーに対する応答

今回もたくさんの興味深いリアペが勢揃いしました。一部抜粋して紹介します。

はじめに、K-POPアイドルのルッキズムやジェンダーに対する問題について述べた、坂入さんの前座について。

ファンはアイドルを好きだからこそ、これらの問題から目をそらすべきではなく、ファンの価値観も今後問われるのではないか、といった意見が挙げられました。また、韓国のアイドルと比較して、日本の音楽文化はあまりジェンダーやルッキズムの問題に触れさせないことに対する疑問の声もありました。

次に、前回のレポート構想発表の1人目、斎藤さんに関して。ポケットモンスターの悪役の変容に対する理由を考察する意見が見られました。特に、犯罪が犯罪者個人の責任ではなく、社会的な責任として捉えられ始めていることが影響しているのでは、という意見は興味深いです。

構想発表2人目の竹本さんに対しては、具体的な他の映画を例に挙げ、こんな作品を分析したら面白そう!という提案が数多くありました。

4.批評理論の学習4:ジャック・デリダ「脱構築」

今回の授業では、デリダの音声中心主義批判について学びました。

声と文章という二項を並べたとき、私たちは音声の方が先であるという先行関係を思い浮かべがちです。

ソシュールの言語学では、エクリチュール(文字言語)はパロール(音声)を投影した副次的なもの、つまりついでだと考えられていました。特にヨーロッパにおいては、声(音声言語)と文章(文字言語)の2つは対立するものでした。

この考え方に対して異議を唱えたのがデリダです。脱構築という方法を用いることで、音声中心主義を批判しました。

「ワンワン」ということばを例に挙げてみます。私たちは「ワンワン」という鳴き声を音声、つまりパロールにより耳にすると、「ワンワン」という音声が先行していると考えます。しかし、実際にはそのパロールが「ワンワン」であると認識するにあたって、脳内でエクリチュールに変換するという過程が含まれる。つまりパロールを伝える過程でエクリチュールが入り込んでいるのです。

音声に書記言語が入り込んでいる、と考えることで、従来の音声と文字言語の二項対立の構造を批判しました。

また、デリダの民族中心主義に対する考え方についても学習しました。当たり前のように書記言語を使用する文化を持つ私たちは、無文字社会を「無垢」なものとして位置付けてしまいます。しかし、デリダはこれをヨーロッパの自民族中心主義に基づく、として批判します。エクリチュールはパロールの派生であるという時間的な発展に基づき、文字社会は無文字社会の発展であるという考え

少し説明が長くなってしまいました。前回のリアクションペーパーにも意見がありましたが、脱構築はまさに天才的な考えだなと思います。

5.パラグラフ・ライティングの学習

まず抑えておくべき点は、パラグラフと段落の違いです。パラグラフの直訳は「段落」ですが、実際には両者には明確な違いがあります。段落はなんとなく同じ内容の文章のかたまりであるのに対して、パラグラフとは意味付けされた文書のまとまりのことを指します。

パラグラフ・ライティングをするうえで重要となるのは、「トピック・センテンス」を必ずパラグラフの先頭に置く、という点です。論述文を書くうえで、トピック・センテンスの役割を理解することは欠かせません。

とにかく重要なことは、パラグラフ・ライティングをする上では1文目であるトピック・センテンスが超重要、ということです。

私は文章をだらだら書いてしまいがちなので、この点には留意していきたいです。

ということで、今回の講義の内容は以上になります。

これほど長い文章を不特定多数の人に見られる形で書いた経験がほとんどないので、なんだか緊張しました。最近はSNS上での何気ない発言が取り沙汰される時代なので、発信すること自体が少し怖くなっている部分があったのですが、いざブログを書き始めてみると思ったより楽しんで書けた気がします。

拙くまとまらない文章でしたが、読んでいただきありがとうございました!

2年ゼミ第9回「乱れても変わらない日本語力」

こんにちは、第9回ブログ担当の木川です。

流れ的にまずは名前の話から始めようと思います。木川という名字ですが、濁点をつけて読むのかどうかと聞かれることが多いのです。私の木川は「きがわ」と濁点をつけて読みます。濁点をつけるかつけないかは、名字を作った人のこだわりなのでしょうか?名字について全然知らないので、気になるところではあります。ですが濁点をつけるかつけないか、どちらかで統一していただけると、私自身も迷わず読めるのでいいな~と勝手に思っています。

では、授業内容に入ります。

1. 前座

今回の前座は、坂入夏さんです。

最近のK-POPの良さから、ジェンダーやルッキズム問題まで様々な視点でK-POPを紹介してくれました。最近のK-POP では、作詞作曲をアイドル自らがしたり、アルバムのプロデュースをしていて、本人たちのメッセージがファンにより伝わりやすくなっているそうです。またK-POPアイドルといえば、その素晴らしい容姿に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか?ですが、この容姿のためには体重制限や男性らしさの押し付けがあり、これらが本人たちを苦しめてしまっているのではないかとのことです。K-POPの良さを知るだけでなく、勉強にもなるお話でした!

2. レポートの構成発表

1人目は、竹本光さんです。

竹本さんのテーマは「映画やドラマにおける登場人物の人数」で、この登場人物の人数とは総計の人数ではなく、場面ごとの人数とのことです。「ホームアローン」であれば、なぜ泥棒は2人だったのか?「花より男子」であれば、なぜF4は4人組だったのか?などなど。たくさんある作品から、どんなジャンルで、どの視点から分析するのでしょうか。とても面白いテーマです!

2人目は、齋藤穂花さんです。

齋藤さんは「ポプテピピック」と「ポケモン」の二つの作品で迷っているとのことでした。「ポプテピピック」では、どうして竹書房は爆破されたのか?というテーマ。「ポケモン」では、悪役の質の変容についてというテーマでした。どちらも面白そうなテーマですが、「ポケモン」の方が取り組みやすいのでは?という意見があり、「ポケモン」を推す声が多かったです。齋藤さんはどちらを選ぶのでしょうか?楽しみです!

3. リアクションペーパーに対する応答

今回もみなさんの素晴らしいリアぺがてんこ盛りでした。その中でも、ジェンダーの話が盛り上がりました。コスプレにもステレオタイプがあり、女装にも色々あるのではないかということや、同性カップルなどLGBTQに対して、社会によって享受の仕方が違うことなど。実際にオランダではどう享受されているかを聞き、日本との違いを感じました。このような違いは、作品への影響があるのではないかという話にもなりました。今回も新たな発見ができた時間でした!

4. 課題文「日本語は乱れているのか」に関する宿題の解答

課題の答え合わせをしながら、文章の構造について学びました。この課題文の第3章は反論が多くなってくる部分なので、事例をたくさん用意する必要があり長くなっています。事例を分厚くすることで、説得させるとのことです。ですが、このように文章が長くなってくると、読むのが大変になってきますよね?(私はなります笑)そこで、論文を構造から読み解くという方法があります。構造から要素を取り出すように読むことで、すっきりして見えるようになるのです。そのため論文が読みやすくなり、量も読めるようになります。私みたいな活字が苦手な方にも、論文が読みやすくなる!というおすすめの方法です。これからはこの読み方で頑張ります…!

5. 批評理論の学習4:ジャック・デリダ「脱構築」

ジャック・デリダはアルジェリア出身で、中心地の出身ではないことが重要です。そんなジャック・デリダは、脱構築という新たな概念を立ち上げました。脱構築とは、Aの中にB的な要素があり、AだかBだかぐちゃっとした状態にすることです。そのため、AとBは対立しないことになります。この具体的な事例は来週となりました。

以上が第9回の授業となります。

今回初めてブログを書いてみて、自由だからこそ文章力が問われている気がしましたね。みなさんのブログが面白すぎて、日本語が下手と言われてきた私ですが、人を惹きつけられるような文章を書けるようになりたい!と思ったり。(あぁレポートも頑張らないと…)

長くなりましたが読んでくださり、ありがとうございました!それでは~。

2年ゼミ第8回「天才の思考の片鱗に触れる喜びを噛みしめる時、自分もまた天才になったと錯覚してしまう」

今回、第8回のブログを書かせていただく形部龍之介です。ここまで同じゼミに参加されてる皆さんにはぜひルビなしで読んでいただきたいと思います。名前について触れることが定例となっているらしいので触れておくと、この名前(特に苗字)を初見で読める人はあまりいないと思います。ついでに書き間違えもよく起こります。形部が刑部になっているなんてことはよくありますね。前置きはこのくらいにして授業の内容を振り返るところから始めます。

  • レポートの構想発表

 一人目は自分でしたので感想を込みで話させていただきたいと思います。自分がテーマとして取り上げたのは「宇宙よりも遠い場所」という作品です。女子高生が南極を目指すという結構びっくりするような設定のものですが、設定だけでなく話も作りこまれていてとても面白い作品であり、2018年の覇権アニメであると個人的に思っています。(覇権アニメの話をすると大概もめるので個人の感想にとどめておきます)いろんな意見を聞き、自分の頭で考えるだけでは限界があると感じました。発表後に気づいたのですが、作品を分析し発表するということは、ネタバレをしてしまうということになります。素晴らしい作品なのでネタバレをしたくないという思いとレポートで扱いたいと思う気持ちのジレンマはいかんともしがたいですね。

 二人目の発表者は佐藤舞さんでした。女児向けアニメであるプリパラを分析するという非常に興味深い内容になっていました。プリパラという作品は年齢や性別に関係なくアイドルになれる空間が存在するという世界観のもので、作品の内容自体もとても興味深いものであると感じます。近年の女児向けアニメは、いろんな価値観が反映されているように思います。プリキュアを例に挙げると、男の子だってプリキュアになっていいんだと肯定するシーンがあってからの男性プリキュアの誕生、出産するプリキュアなど社会性が反映されることが珍しくなくなってきているように感じます。プリパラというアニメもそういう意味で非常に興味深い分析対象だと感じます。レポートの発表が楽しみですね。

  • リアクションペーパーに対する応答

 今回のリアクションペーパーに対する応答をもってして、ようやくバルトの「作者の死」の内容が完了しました。何回もかけて読み解かねばならないような内容のものをゼロから生み出したロラン・バルトという人物の天才性に彼のテクストを読み解くことでふれられたことを非常に幸せにすら感じます。応答の中で出てきたローマン・ヤコブソンの日常言語においては不足なくメッセージが共有されるということは従属関係があるのだという考え方も自分の中には到底ない考え方でした。大学で学ぶ理論などはどれも天才が考えたものであると感じます。天才の思考に頭をぐちゃぐちゃにかき乱されながら、自分の考えが組み替えられ、成熟していく。その過程を楽しめる人間になりたいと感じました。

  • 論文の書き方の学習:パラグラフライティング

ここで、今までの文章とは趣向を変えてみようと思います。

題「つめる」

 期末レポートの文字数を聞いた時、おもわず笑いが込み上げた。8000字というその分量は今までほかの授業で課されてきた文字数の4倍近くにあたるものだったからだ。取り組み始めないことには終わりは来ないので、テーマを選び、課題に沿ってレポートの大きな流れをぼんやりと固めた。しかしまだ8000字という文字数は途方もないものに感じていた。             

そんな気持ちとは関係なく時間は過ぎていく。最近一気に冷え込んできたからか、いろんなことが不安に感じる。授業が8講まで進んでいるという事実もまた不安を掻き立てる材料にしかならないのだ。今日の講義はパラグラフライティングを扱うものであった。論文の書き方を示されるたびに、レポートの進捗がないことが良くないことのような気がして、気分がより一層沈んでいく。

だが、落ち込んでいても腹は減るものである。授業が終わって帰ればもう夕飯時だ。その夜は、自分の胃と相談した結果ピーマンの肉詰めを作ることにした。材料を買って帰り、玉ねぎを刻み、肉と混ぜて肉だねを完成させた。肉詰めの作業の一番手間なところは肉を詰めることである。ところが、悩みがある日は無心で肉を詰める時間が悩みを忘れさせてくれる。

黙々と無心で肉だねを詰めているとき、この作業はパラグラフライティングに近い作業なのではないかと感じた。そのまま焼いてもハンバーグとして成立するであろう肉だねを、ピーマンというアウトラインの中に詰めていく。共通項を見出すことでピーマンの肉詰めと論文が似たものであるかのように感じた。そう考えると何も難しいことはない。8000字という文字数であろうとやることはピーマンの肉詰めと変わらないんだから。

気分も晴れやかになり、おいしくできたピーマンの肉詰めを食べて腹も満たされた。不安なんてもうない。さて、レポートの内容をつめていかなくては。

  • 最後に

 内藤まりこゼミがもともと小説を書くゼミだったと聞いて、授業内容を踏まえつつ何か書けないかと考えた結果が先ほどの文章です。フィクションなのでピーマンの肉詰めは実際には作ってません。登場人物が独りで会話がないと難しいですね。つたない文章ですが読んでいただけたならありがたいです。もう2000字以上書いているみたいですが、意外と楽に書けたので8000字も案外すぐなのかもしれませんね。これにて今回のブログを示させてもらいます。最後まで読んでくださりありがとうございました。

2年ゼミ第7回「最後わかるかな」

 こんにちは、こんばんは。第7回を担当します、石橋と申します。ぶりじすとんです。以上です。残念ながら私はこれ以上特に名前のお話はしません。楽しみにされていた方ごめんなさい、次回以降の担当者さんにこうご期待ですね。その代わり、今回は先生が過去に受け持っていた日本語表現という授業のとある学生さんのお話を共有しようと思います。(ここからは学生さんを〇さんと呼びます)

 〇さんの最終レポートテーマは「なぜクリスマスはカップルのものなのか」について。日本に浸透している、「クリスマスは恋人たちのもの」という認識に怒り心頭だったようです。確かに、日本ってクリスマス≒恋人と過ごす日っていう認識が強いですよね。(私はただただ美味しいものを食べまくっていい日と認識しています。)〇さんはそんな普遍的な現象に疑問を呈したわけです。そしてなんと!そのアプローチ方法が…明治期から直近までのクリスマスに関する新聞記事を全部読むことでした!熱量が凄い(笑)!その研究の結果、〇さんは大発見をしました。クリスマスは以下のように変遷していたのです。

クリスチャンたちが讃美歌を歌う程度のもの→(一般の人にも広がる)→おじさんたちが吞みまくってどぶに落ちるようになる→おじさんだけでなく家族やみんなでワイワイするイベントへ→(バブル期突入)→恋人たちのものに…

そう、”恋人たちのクリスマス”はバブル期以降に突然できたものだったのです!

すごくないですか?!先生曰く、普遍的な現象ほど証明・分析することって難しいようなのです。だからできる限り対象を絞る。でも〇さんは当時1年生にして「大量の新聞記事を読みまくる」(ちなみに新聞の後雑誌も読み漁ってます)という圧倒的熱量でその壁を越えていったのです。私は〇さんのこの熱量をとても面白いと感じました。皆さんはいかがでしょうか?まあ、機会があったら感想教えてください。とりあえず今回の前置きはここらで切り上げて本題に入りたいと思います。では早速、走吧!

1,レポートの構想発表

1人目:大胡田さん

今回のレポート発表でトップバッターを務めたのは、前回発表予定だった大胡田さんです。大胡田さんが扱う作品は、谷崎潤一郎の『細雪』。当時の結婚規範や女性に対する価値観が本作品においてどのように表現されているのか、といった観点からアプローチを試みるようです。実は、本作品はは戦時中に軍部から「内容が戦時にそぐわない」と掲載が取りやめられた作品だったようで、初めはこれをテーマに持ってこようとして選んだのだそうです。こっちもなかなか興味深そうな問いですよね。素敵な作品チョイスだと思います!

2人目:坂入さん

続いての発表者は第五回のブログを担当してくれた坂入さん。扱う内容は「匿名性の高い作者と作品の関係」についてで、前回前々回に取り上げたドランバルト『作者の死』から着想したみたいです。ここでの匿名性の高い作者というのは、ネット小説の作者や性別明かさないアーティストといった情報の流出が極端に少ない作り手のことです。話題の渦中のバンクシーもそうですね。「匿名性の高い作者の作品がなぜ受け入れられるのか」という問いをテーマにしたいと考えているようですが難易度の高い問いのためまだ少しお悩み中のご様子でした。頑張って!!

3人目:松島さん

3人目の松島さんはリモートでパワポを使って発表してくれました。自身の大好きな「美女と野獣」か「シンデレラ」を扱いたいと考えているようです。ただ、「まだテーマが決まっておらず皆のアイデアを聞いてみたい!」とのことだったので数人のメンバーがアイデアを挙げてくれました。「シンデレラ2」「シンデレラ3」の存在を含めた様々なアイデアと情報が出てきました。松島さん、選び放題ですね。どんなテーマにされるのか、楽しみです!!!

2,リアクションペーパーに対する応答

今回もたくさんほほう確かに~となるリアクションペーパーが紹介されました。そこでここではみんなの考えとそれへの先生の応答を一部抜粋してQ&A形式で紹介していきます。

Q作者は単なる文字の媒介者ではないためエクリチュールには作者の価値観が少しは入っているのでは?

Aもちろんです。作者の価値観は入っています。ただ、十全に作者の言いたいことが反映されているわけではなく、他のものも入り込んでいます。ここにバルトは注目し、これを用いて作者最強という見方を弱めたかったのだと思われます。

Q作者側の人々は自身の書く文章が読者を通して広がり様々な解釈がされることを望んでいたのではないだろうか。それゆえに、作品の解釈が作者に帰結される事態が生じたときバルトは作者の死を願ったのではなかろうか。

Aとてもなるほどと思います。実際、今の作曲家・写真家・作家といった作者側の方々のお話を聞いても「作品が自分の手を離れた時点でそれはもう自分のものではない。むしろ読者が自分の予想もしないような解釈をどんどんしていってくれる方が喜ばしい」と言う方が多くいらっしゃいますね。

Q引用の織物とは意識・無意識に関係なく今まで見聞きしてきたものの反映に過ぎないのかなと思った。

Aまさにその通りです。ロ二・ホーンの展示はまさしくこの点に関して、私たちがどれほど多様なものを見聞きしていてかつそれを取り込んでいることに気が付いていないのか、ということを明らかにしてくれます。

などなど、色々なリアクションが見られました。皆さんとても熱心に学習されているのが伝わります。次回も楽しみですね。

3,批評理論の学習4:ジャック・デリダ「脱構築」

…の予定だったのですが、時間が無くなってしまったためできませんでした。残念!

4,次週までの課題の案内

今回はアウトラインの作成が課題です。ポイントは題目は問いのかたちで書くこととできるところまで埋めること。アウトラインはver1,2,3…と消さずに更新していくことで俯瞰的な視点を失いにくくできます。ここからver何まで作ることになるのか…根気強く頑張りましょう。

さて、今回の内容はこれで以上となります。こういったものを書いた経験がなかったため拙い文章だったとは思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。見聞きしたことを文字に起こすのってとても大変な作業なんですね。勉強になりました。また誰かのブログで登場すると思うので…その時まで、しばしの別れ!

2年ゼミ第5回「前前前世」

 こんにちは。第5回担当の坂入夏と申します。名前の話の流れはもういいかなと思ったのですが、お2人とはまた違った意味で結構珍しい名前ですよね。春さん秋さん冬さんにまだ会ったことがないのですが、春夏秋冬コンプリートしたいというのが密かな夢です。

 何について書こうかなあと頭を悩ませていたところで唐突ですが、「縁」について考えていることを書いてみようかと思います。実はつい数日前にとあるアーティストのコンサートの当落発表があり、なんと!なんと!!落選しました!!!残念!!!!兄も応募していましたがこちらも落選。そういうこともありますよね。こういうとき、私は「まあ縁がなかったんだなあ」と思うようにしています。買おうかどうしようか迷った挙句「明日になっても気になっていたら買おう!」と思って狙っていた洋服が、翌日行くともう売れていたときも「縁がなかった!でもその分のお金はまた別に使えるわけだし!」と割り切って前向きに考えるわけです。(もちろん悲しいは悲しいのですが。)

 何が言いたいかというと、自分ではどうしようもない力って絶対あるよね〜という話です。どんなに頑張っても、祈っても、ちょっとしたことで叶わなかったことって世の中いっぱいあると思っています。ですが、目標としていたものと、結果的には違っていても実はそれがいい方向に結局は導いてくれたりもします。(私のまだ短いたった20年の人生でこんなことを言うのは気が引けますが。)今こうして内藤ゼミで一緒になった方々は何かのご縁が「ある」ということだと思うので、ぜひ仲良くしてください!とてもとても人見知りですが、話しかけてくれたら嬉しいです。

前置きが長くなりました。本題の授業内容に入りましょう。

1.今後の予定確認

 第13回、第14回の2回にわたって研究成果発表会を行うことになりました。みんな!頑張ってそこまで生き抜こうね!ちなみにレポート8000字はまだ私は書いたことがありません…。不安がすごいです。

2.ゼミ活動振興費

 ゼミの活動費で美術展や映画、書籍の購入がOKになりました。ただし領収書がないと返金できないそうです。絶対忘れないようにしましょう。ちなみに私はゴッホ展行きたいです。

3.リアクションペーパーに対する応答

 毎度熱いこのコーナー。今回もドラえもんの分析をしたリアクションペーパーがありました。これをまとめただけで学期末レポートが書けてしまいそうなくらいレベルの高いリアぺで、毎回楽しみです。

4.レポートの構想発表:佐藤杏海さん

 前座トークだけでなくレポート構想発表のトップバッターも務めてくれた佐藤さんのレポートのテーマは、「擬人化」について。具体的な作品よりも擬人化という現象に焦点を当てるそうです。どのような問いにするか、まだ迷っていたのでグループに分かれてそれぞれ問いを出し合いました。「なぜ人は擬人化するのか?」「なぜ擬人化は人を惹きつけるのか?」など、8000字には収まらなさそうな壮大なテーマしか私には思いつきませんでした。字数と期間が足りる範囲内のレポートを書くには、どういう状況でどういう人が惹きつけられているのか、などもっと掘り下げて考えていくことでより明確で具体的な問いを立てることができるそうです。これから構想発表する人は多いと思うので、ぜひ参考にしましょう。

5.批評理論の学習:3ロラン・バルト「作者の死」

 さて、最後に本題のロラン・バルト「作者の死」です。初めはグループになって、まずはこの訳の分からないものに取り組んだ健闘を称えあいつつ、ロラン・バルトは何が言いたかったのかを確認しました。後半は先生の講義形式になりました。「作者の死」の要点は主に4つ。この日はそのうちの1つ目である「作者について」の要点と、そもそもロラン・バルトとはどのような人であったかを学びました。

 ロラン・バルトはフランスの批評家・文学理論家で、文学だけでなくファッションや日本論など、幅広い分野の批評をした人です。彼が活躍した1960年代のフランスは構造主義全盛期で、ロラン・バルトはそれを牽引していった第一人者でした。大学生なら文学を勉強している、していないに関わらず構造主義について誰もが語り合えるような、アカデミーが開けていた時代だったそうです。ではなぜ、1960年代のフランスで、構造主義が流行したか。第2回の授業で取り扱ったプロップの「31の物語の機能」を代表とする、1920年代に花開いたロシアのフォルマリズムに関する本が英訳を経て仏訳されたためでした。

 では、作者という存在に関してバルトはどのように考えていたか。「作者」とは近代に生まれた「個人」という考え方によって成立した概念であり、作品に意味を与える創造主として位置づけられるようになってしまった。作者によって生み出された作品には全て、作者の意図があり作者の生い立ちが関係していると解釈されるようになった。しかし、それに対してシュールレアリストをはじめとする人々は、作者の意図、言い換えれば「自分の意志」から逃れて作品を生み出そうと試みた。

 近代以前には「個人」という考え方はありませんでした。一人一人物理的に異なる人ではあるけれど、「前世の縁で繋がっているかもしれない」などより緩やかな概念だったそうです。前置きの話はここから思いついたわけです。先生は近代以前の考え方が好きだとおっしゃっていましたが、私もそう思います。シュールレアリスト達は自動筆記という手法によって意志を逃れようとしました。だから彼らは意識の及ばない空間、つまり夢や無意識状態に関心があったのです。

 残りの3つの要点については次回の授業の初めに回すことになりました。エクリチュールについて、私は全然理解できなかったので授業が楽しみです。

授業の内容は以上で終わりです。

佐藤さん、ごめん。期待してくれて嬉しかったけれど、私には面白い文は書けませんでした。そして適正な字数が全く分からずダラダラと長い文章になってしまいましたがここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!では!

2年ゼミ第4回 「リアペとはこれ則ちラブレターである」

おはこんばんにちは、って便利な言葉ですよね。関根さんからバトンをいただきました佐藤杏海と申します。この文字で“あずみ”と読みます。関根さんのお名前に負けず劣らず難読ですね。さて、私の方はどんなネタを書こうかと考えていたのですが、やはり3分では語り尽くせなかったのでももう少しだけ前座トークの延長戦をしようかと思います。興味のない方はクトゥルフ神話TRPGで検索をかけて動画を見た方がわかりやすいので、私の話よりそちらをどうぞ。

というわけでやっていきましょう延長戦。タイムリーというよりも常に遊んでいる私は、先週の前座トークの時点で7時間(2夜分)かけてTRPG好きなメンバーたちと大正時代を舞台に謎解きをしていました。ゲームの進行役を私が行い、友人たちがそれぞれ「自堕落な作家」「無類の女好きの探偵」「硬派で天然な警官」「ゴシップ大好き記者」というあまりにも癖の強いキャラクターを持ち寄ったセッションです。シナリオの設定によって全員が幼馴染だったので、準備段階から幼い頃のエピソードなどを自由に創作してくれました。気心知れた人間同士の軽妙なやり取りが即興で演じられるのはすごいですよね。そして必ず訪れるゲーム終盤の決断の時。キャラクターが抱えている隠し事や、貫き通したいそれぞれの正義をぶつけ合いながら私も予想しなかった熱い展開をしてくれました。やはりTRPGのいいところは進行役すら想像できない展開と、それぞれの思いが交錯する物語性だなと思います。私はまた今週末に1本、来週に2本ゲームが待っていますので、面白さと中毒性は折り紙付きです。恐ろしいことにこの1年半で60本以上遊んでいたようです。プレイ時間にすると300時間ほど。6000円の本1冊でこれだけ遊べるのでかなりコスパのいい遊びですね。みなさんもぜひ遊びましょう。

さて、前座トーク延長戦が長くなってしまいましたが第4回のゼミの内容に移ります。

1.ゼミブログ執筆順

このゼミブログの執筆順が決まりました。次回は坂入夏さんです。どんなブログになるのか楽しみです。また、私がシメの第14回の編集を担当することになりました。この回はみなさんからのコメントをまとめようと思っているので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2.期末レポートの構想発表順

第5回の講義から始まる期末レポート構想の発表。こちらは2年ゼミのみなさんは必須なので自分の担当をお忘れなきよう。初回担当になった私は今必死に考えています。もし発表がボロボロでも優しくしてください…………

3.リアクションペーパーへの応答

毎度とても楽しいリアペ反応のコーナー。今回も非常に面白い視点のリアペと、先生のコメントが続きました。前回の講義はプロップの「物語の31の機能」の実践編。そのため、ゼミ生の中で独自に興味のある作品に機能を当てはめて考察したものが見られました。一方でプロップの意見への鋭い批評もいくつか挙がっています。売れる物語の雛形としてこれらの機能を捉え、あえて逸脱した作品を求める意見や、男性主人公を基準とするプロップの考えは本当に普遍的なのかを問う意見が中心でした。その延長線上ででてきた、先生の現在の“成長物語ではない新たな物語形態について“はぜひもっと深いお話を聞いてみたいです。

他にもオランダの料理やロックダウンに対する感想、私の前座トークに関する感想も頂きました。

4.論述文の書き方の学習Ⅰ:論述文とは何か

第4回の本題です。まずアイスブレイクとして前回の課題であった例文のレポートの採点に関する意見交換を3~5人のグループに分かれてしました。先生の手厳しい採点表に冷や汗をかきながら、自分たちの文章を見直すいい機会になりました。

続いて基礎的なレポートの形式についての確認です。穴埋めプリントを使いながら、再確認をしていきます。動機の書き方や中心文(トピックセンテンス)についてはこれからのゼミで詳しく説明があるので、今回は全体をさらう形でした。この論述文の書き方はレポート以外にも様々な場面で使える文章構成です。ラブレターや感想文、果てはこのブログの文章もある程度その形に添っています。

ざっくりと第4回のゼミを振り返ってみました。やはり一番熱かったのはリアペへの応答ですね。先生へのラブレターのような、そんな熱意を感じました。回を追うごとにプレッシャーが増していきます。

これにて第4回のゼミブログは終わりです。次の担当の坂入さんとは何回か下北沢で遊びましたが非常に面白い方です。ええ、今からとても期待をしています!

冒頭で関係ない話をしすぎたので今回のブログはこのあたりで。拙文をここまで読んでくださりありがとうございました。

2年ゼミ 第3回 「桃の木なんの木、気になる木…」

初めまして。おはこんにちばんは。皆様、今日という日をいかがお過ごしでしょうか。2021年度2 年ゼミの栄えある最初のブロガーを務めさせていただくのは邦ロック大好き関根碧輝と申します。以下お見知りおきを。初投稿ということで若干の緊張はありますが内藤先生からは自由に書いていいと言われたので気負わず、ゆる~く自分なりに書いていきたいと思います。途中で話が脱線していく可能性もありますがどうか春の陽気くらいの温かい目で見守ってください。よろしくお願いします。

突然ですが、『碧輝』という名前読めますか?正解はこれで『あいき』と読むんです。はい、いまそこの読者「読めねぇよ」とか思わない。俺悲しくなるから。滅多に見ない漢字構成と呼び仮名なので一回も同じ「あいき」という名前の人に生まれてこの方あったことがありません。そのため友達や知り合いに「あいき」って名前の人いるよって方は是非とも教えてください。教えていただけたら抽選で明大茶当たります。私の名前ですが「エメラルド色に光り輝く大海のように寛大で綺麗な心を持ち、様々なことを助けている大海のように人をたくさん助けられる優しい子に育ってほしい」との由来があります。「めっちゃ素敵やん!」と関西人でもないのに関西弁がでそうなほどです。しかし、日本には本音と建前という言葉がありますよね。薄々勘づいた方もいるでしょうがこの名前の由来まさかの「建前」なんです。本音というのはただ、父が「合気道」が好きだったから。もう一度繰り返しますが「合気道」が好きだったからなんです。元々は「合気」とつけられる予定だったそうです。母方の家族が総出で止めてくれたそうですがそりゃそうですよね。お母さん、おばちゃん、おじいちゃん本当に当時止めて頂いて感謝してます。孫、それなりに立派に育ちました。本音を父親から聞いた時は「あの時の感動返せよ!」割と本気で言った思い出があります。久々に自分の名前の由来をご両親や親戚に聞いてみるのはいかがでしょうか?新しい発見があるかもしれないですね。ふと思ったんですが意外と名前の由来というのも表象分析の題材に使えそうですな。

前置きがかなり長くなってしまいました。本題に入っていきます。10月5日の2年ゼミの授業内容のまとめですね。しっかりとやります。

授業の内容としては

1.リアペの応答

2.前座

3.ゼミブログの執筆講座

4.学期末レポートの構想発表

5.批評理論学習

6.次回までの課題説明

と言った感じ。

1.リアペの応答

内藤先生の話を聞いて「オランダ人はマヨラー」「移動式遊園地」「ロックダウンはやべぇ…」の某〇ジテレビの計三本立てアニメの様にメモを書いていました。ロックダウンを経験してきた人の説得力ってめちゃくちゃあるなぁ。テレビなどでロックダウンを推奨する人見るたびに内藤先生を毎度思い出すことだろうなぁ。あと、国立公園の荒野をチャリンコで疾走していく話も面白かったなぁ。(と小学生並みの感想を書いてしまいました。)

話は変わって、桃太郎をめぐる問いに対しても興味深いものが多かった。特に、「なぜ桃を拾ったのはお婆さんだったのか」「相手を襲い、力で勝ち。財産を奪った、という点で鬼と桃太郎に違いがあるのだろうか」「お爺さんとお婆さんは。鬼ヶ島から帰ってきた桃太郎をどう思ったのか」の三点が目を引いた。全く自分では考えたことのない切り口から導かれたこれらの問い。他者の意見って本当に面白い。

2.前座

このゼミ初めての前座トークを務めてくれたのは毎回の洋服が凄く素敵な佐藤杏海さん。本日も素敵でした。そんな彼女が紹介してくれたのはTRPGというゲーム。よくテレビゲームで行っているRPGを実際にテーブルゲームでやっちゃおう!というゲームである。運命をサイコロに任せ、様々なイベントの発生に従い、自分のゲームキャラになりきる…、即興劇的要素もあり遊のシナリオは無限大であるようだ。佐藤さんの説明に「おぉ、スゲぇ」と思うとともに、来週以降のハードル上がったなぁとも思ってしまいました。(笑)

先日行ったボードゲームカフェでやけに即興劇っぽいことをやっているグループがあって不思議に思っていましたが、おそらくTRPGをやっていたんだな…。二年ゼミで交流の為にも是非ともやってみたいものです。佐藤さんお疲様でした。

3.ゼミブログの執筆講座

これに関しては、僕が初回を引き受けたので特に書くことないかと。とりあえず、Wordに下書きすることが一番大事かな。けど、来週以降の人たぶん俺まだブログ投稿できてないと思う、ごめん許して。俺が言える立場じゃないけど何事も計画的に進めるのが吉。

4.学期末レポートの構想発表

学期末かぁ…とは思ったけど意外とあっという間に年末も来ちゃうもんね。いつの間にかコタツで紅白とか箱根駅伝を見てる季節になっちゃうよ。ぼちぼち何のテーマやるか決めていかないとなぁと思いましたよと。とりあえず、来週初めての発表者をみて考えを膨らませよう。てことで、発表者頼んだよ~。(圧)

5.批評理論学習

おそらく今日一番大事な部分の話。構造主義の思想潮流の礎を築いたロシアの文芸評論家、ウラジミール・フロップの「物語の31の機能」についてである。1928年に「昔話の形態学」を執筆した人であり、「31の機能」と「7つの行動領域」に触れている。その「31の機能」と「7つの行動領域」とはなんじゃいなと思った方もいるだろう。フロップは、沢山の物語から登場人物の行動を研究し、とある共通項を探し出したのである。例えば、「違反」を考えたときに日本の昔話である「鶴の恩返し」を例に考えてみよう。女性に化けた鶴が機織りをするシーンを思い浮かべて欲しい。流れ的には爺さんがふすまを開けてしまう禁忌を起こすわけだがここでフロップのいう「違反」が行われているのである。そのほかの物語でも多々当てはまるであろう。この「違反」以外にも「勝利」「処罰」「結婚」など「31の機能を分類しているのだ。研究して結論に至ったフロップすげーな。この31の機能というものは“人類普遍の構造”であるかの議論もゼミ内で触れられていた。また、少年ジャンプの「友情・努力・勝利」のモットーにも近い的な話もあったな。おそらくあのジョージ・ルーカスもフロップの31の機能を学んでいるらしい…(たぶん?)。「7つの行動領域」に関しては物語の登場人物の役割を7種類に分類したものである。挙げていくと「①敵対者(加害者)」「②贈与者(提供者)」「③助力者」「④王女(探求される者)とその父親」「⑤派遣者(送り出す者)」「⑥主人公」「⑦ニセの主人公」の7種類。桃太郎を例に挙げると鬼ヶ島へ桃太郎を送り出すお婆さんやお爺さんは⑤の派遣者にあたるだろう、と言った感じ。おわかりいただけただろうか。もちろん全部が全部物語に当てはまるとは限らないと書かれてはいるが、このようにフロップの「31の機能」や「7つの行動領域」を意識しながら今の物語を読んでいくのも面白いな。

まぁ、だいたい初回のブログはこんな感じかな。かなり長くなってしまったけど。内藤先生長い執筆の猶予期間を貰えて助かりました。次回の担当者の佐藤杏海さん。やっと書き終えました。更新待っていただきありがとうございます。次回のブログも期待しています。あ、題名の「桃の木なん木…」の説明しくちゃ。と言っても桃太郎の話していたときにずっと授業頭の中に流れていたんですよね。歌詞は「この木なんの木、気になる木」なのに。いや、ほんとそれだけ。けど、なんだろこの珍しい題名ってほうが読者の目惹くじゃん?ちなみにこの頭の中に音楽が離れず流れてしまう現象のことを「ディラン効果」って言うんだってさ。よし!じゃあ!筆を置きます。また会う日までadios!