3,4年合同ゼミ ワークショップ

こんにちは 3年浦上です。
11/27に3,4年合同のワークショップを行いました。今回は「この大都市の茂みの日陰で」という演劇を分析し、実際に制作者のPuPの方々にお越しいただき発表しました。
PuPの皆様、お忙しい中来てくださり本当にありがとうございました!!!
ワークショップは3限4限の時間で行い、私たちの発表、質疑応答、そして演劇のワークショップというスケジュールで進めていきました。
まずは私たちの発表について。事前情報も無くはじめてこの演劇を見たとき、
私たちは「・・・!?!?」
という感想を抱きました。なぜなら演劇と聞いて思い描く演劇とは違ったからです。私は演劇を感情的で動的なもの、内容がわかりやすく構成されているものだと思っていました。しかしPuPの演劇ではそのような演出は行われていなかったのです。いったいどのような演劇なのか気になる方はYouTubeに「この大都市の茂みの日陰で」がアップロードされているので是非見てみてください!
そのような演劇を前に私たちは戸惑いながらも議論を重ねて、最初に演劇を見た時の「・・・・!?!?」という数々の疑問(話し方が単調なのはなぜ?台本を読むのはなぜ?動作の意味は?などなど)に対する仮説、そしてその仮説の論拠を探していきました。
3年ゼミ生は、ここまで1つの作品を深く議論したのは初めてでした。先輩に助けてもらいながら、そして内藤先生から様々なアドバイスをいただきながら、なんとかワークショップ当日にたどり着くことができました。そして無事、発表をすることができました。
発表のあとはPuPの方々から私たちの発表に対する質疑応答、そして私たちから演劇「この大都市の茂みの日陰で」に対する質疑応答を行いました。
次にワークショップについて。PuP持田睦さんが、石川啄木「A LETTER FROM PRISON」というテクストを用意してくださいました。そのテクストを用い、PuPの方々とゼミ生2グループに分かれ演劇を行いました。
突然ですが、皆さんはこの文章をどのように読みますか?

  地方版編集記者も遂に予の卓氏を離れねばならなかった。予は恰度、予の前に立ちはだかっていた一疋  の野獣が吠え、そうして牙をならしただけで、首をめぐらして林の中に入っていったような安心を感じた。

この文章は「A LETTER FROM PRISON」の一部です。私たちはこの文章(実際にワークショップで使った文章はもっと長いです)のどこに何拍入れるかを話し合いました。

地方版編集記者も/遂に予の卓氏を離れねばならなかった。//予は恰度、/予の前に立ちはだかっていた~~

といった具合に、拍を「/」で表しどこに何拍入れるかを話し合いテクストに書き込み、必要に応じて動作を加えました。何度か通し練習をした後、各グループで発表しました。他グループの発表をみて、「拍の位置や拍数が違うだけでここまで作品の雰囲気が変わるんだ!」と感動しました。「拍にこだわる演劇」を実際に演じたときは、演者同士で拍を合わせること、拍に動作を合わせることがこんなにも大変なんだと感じました。

今回200分という限られた時間の中で濃厚な体験をすることができました。PuPの方々、すてきな体験をありがとうございました。

zemi work shop2018

写真後ろ 右から持田玲香さん、持田睦さん、古谷さん、内藤先生
実は山崎さんも出席されていたのですが、体調不良で早退してしまったため写真には写っていません。
山崎さん、体調が優れない中参加してくださり、本当にありがとうございました。

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