2017年度学期末論文・卒業論文発表会

2018年2月26日(月)駿河台キャンパスにて、内藤ゼミ3・4年生による学期末論文・卒業論文の発表会を行いました。

執筆者は4年ゼミ長、室です。最後はゼミ長らしく・・・という意図があるわけではなく、あみだくじで決まりました。

今年の論文発表会には2期生の先輩も2名来てくださり、各論文へコメントもいただきました。もう1年論文と向き合う3年生にとっても、卒業を間近に控えた4年生にとっても、充実した発表会になったと感じています。2018年 論文発表会_180329_0001

(発表会後の懇親会の様子。発表会から参加してくださった先輩方に加え、2名の先輩方が参加してくださいました)

 

論文発表会では、ゼミ生がそれぞれ自分の論文について、Power Pointを使って発表します。

・自分がなぜこの論文を書いたのか

・何を伝えたかったのか

・苦労した点

・今後の課題

などを説明し、その後、ゼミ生同士での議論に移ります。

ゼミ生同士はお互いの論文を事前に読むことになっており、自分が読んだ感想や質問、発表を聞いた上で感じたことなど、自由にコメントしていきます。

 

コメントについては、各発表者につき各学年1名の「コメント担当者」を事前に決めています。基本的にはコメント担当者からのコメント、その後コメントをしたい人が自由に発言するという流れです。コメント担当以外のゼミ生も積極的に発言し、とても活発な議論になりました。

 

ゼミ生は、研究のテーマも興味の対象も様々です。それぞれが自分にはない視点の論文に触れる機会となるため、年間で最も忙しいイベントのひとつですが学ぶものが多く、楽しい一日になります。

3年生の論文や、2年生による自己紹介も面白く、後輩たちは今後どのように興味が変化していくのか、どのような作品に興味を持つのかなど、楽しみに感じた点も多くありました。

また、発表で論文執筆のバックグラウンドを知ることで、その論文に対して新たな見方が生まれたりもします。「こんな論文を書くなんてすごいなあ」と思いながら読んでいても、発表を聞くとみんな悩みながら、努力して書き上げたものであることを知ったりします。

 

ひとまずゼミ生としての最後の活動だった論文発表会も終え、内藤ゼミ3期生五名、無事全員卒論を書き上げ、卒業しました。

卒業後、それぞれ別々の道に進み、住む場所なども離れていきますが、最後にこうしてお互いの論文に向き合い、一緒に過ごした2年間を振り返ることができてよかったです。

 

さて、以下3期ゼミ生からのコメントをご紹介します。

 

相田 恭兵(発表論文「『あなたの人生の物語』から読み取る 「語り手」の認識と物語構造の関係性」)

論文を執筆している時、そして論文が完成したとき、この作品のなかに自分の今まで生きてきた中で得たものすべてが込められている感覚を覚えました。その論文をここまで深く読んでもらい、疑問をまっすぐにぶつけてくれるゼミ生の皆や先生に感謝を。自分の持つ疑問や意見を素直にぶつけることのできるこのゼミに入れたことは、大学生活一番の良縁でした。ありがとうごいました!!

 

提中 萌夢(発表論文「「信じる」とは何か ―小説『怒り』を通して考える―」)

内藤先生はしばしば、卒業論文の執筆過程のことを登山に例えていましたが、本当に高く険しい山だったなと思います。途中で何度も登るのを辞めることが頭に過ぎりましたが、内藤先生の熱心なご指導と、一緒に苦しんでいる同期の姿を見たことで、なんとか気持ちを持ち直し、最後まで登ることが出来ました。私は、辛かったことも過ぎ去った後は良き思い出だと思える単純な人間なようで、あれだけ苦しんだにも関わらず、もうこの先の人生で論文を書くことも、こんなに何かに対して一生懸命考えることも無くなってしまうのかと思うと、少し寂しさを感じております。今まで気づきませんでしたが、案外Mっ気がある人間だったのかも…(笑)

ゼミでの活動を振り返ってみて、特に面白かったのが、ゼミで学んだ理論を生かして作品を分析したことでした。ゼミ生によって、同じ作品でも着眼点が異なり、自分だけでは気が付けなかったことに気づくことができ、とても楽しかったのを覚えています。最近では、映画や小説を読んだ際に、自分が気になったことだけでなくて、「もしこの作品をゼミで分析したら、〇〇さん(君)はここに注目するかも」なんて思うようになったり…(笑)もう皆で一つの作品について分析して議論することも無いのかなと思うと寂しいです。また皆で集まることが出来たら、気になった作品の議論をしたいなと思っています。

 

前田 旅人(発表論文「REFERENCE OF THE DEAD ―物語の表現形態とゾンビの自己言及性の関係についての考察―)

内藤ゼミはとにかく自由で、のびのび研究できて楽しかったです。ゾンビなんて他の先生なら下らないと一蹴されそうなテーマにだって全力でぶつかり合えたのはこのゼミならではの良さだと思います。本当にありがとうございました。

 

横野 由佳(発表論文「テルマとルイーズは何故崖から飛び降りたのか? ―映画『テルマ&ルイーズ』から読み解く新たなヒーロー像と承認の形―」)

論文発表会、お疲れ様でした!ゼミ生の皆がそれぞれ異なる着眼点を持っているので、発表を聞くのも楽しかったです。内藤ゼミでの活動を通して、自分の中にある違和感や悩みを論文という形で解消出来たので、これから心置きなく社会へ飛び出すことが出来そうです!いつも議論が脱線してしまうくらいに個性が強く面白いゼミ生に囲まれて楽しかったです!2年間ありがとうございました!

 

室 汐里(発表論文「「恨む」行為の可能性 ―『マギ』に描かれる「堕転」を読み解く―」)

卒論執筆中に関しては何度か蒸発しかけましたが、結局私も無事に卒論を書き上げることができました。

思えば、蒸発しようと思ったことはあったけれど、「他のゼミに入っていたら」と思ったことはなかったなあと思います。自分には内藤ゼミしかなかったんだと改めて感じています。

興味の対象もそれぞれ違いますが、決してお互いの興味の対象を否定したりせず、その面白さを分かち合うことができるのがこのゼミの良さのひとつだと思います。

「相手の好きなものを否定しない」というのは大切なことだと思うのですが、実はけっこう難しいことじゃないかなと思います。内藤ゼミの人達はどんな対象も受け入れてくれるので、私もこの2年間は否定されることもなく、のびのびと活動できました。本当に居心地がよく、考え方とか、色々なものがぐるっと変わって、私にとってはこれまで過ごした22年間の中で一番濃い2年間でした。

論集準備などでは必死過ぎて見落としていたことがたくさんありましたが、ゼミ生のやさしさに支えられて活動した2年間でした。本当に素敵な思い出です。

来年度以降の内藤ゼミがどうなっていくのか、とても楽しみにしています。4・5期生のみなさん、素敵な思い出をたくさん作ってください。「このゼミに入ってよかった」と思って卒業してもらえたら、内藤ゼミ卒業生として、幸せに思います。

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