こんにちは。
第六回ブログ担当の相田です!!
4年になり、40000字の論文作成のため、そろそろ動き出さないといけなくなりましたね…
頑張っていきたいと思います!!
というわけで今回の授業はFilmAnalysis第二部第9章、構造主義批評について議論を深めました。
構造主義批評とは、物語などの作品には何かしらの統一的な構造が存在し、その構造が服装や言葉遣いといった文化的コードとして表出していることを明らかにする批評のことです(昨年度の授業の復習ですね)。
この考え方を用いて今回分析したのが、A.ヒッチコック監督によって1959年作成された「北北西に進路をとれ」です。
この作品は、ざっくりと説明すると青いスーツに身を包んだ「アメリカのビジネスマン」であるソーンヒルが、ロシアのスパイやアメリカの諜報機関に振り回される作品です。
この作品で私達は、空砲ではなく実際に銃を撃っているのがアメリカの諜報機関しかない点に注目しました。この点は、他のソーンヒルやロシアのスパイは空砲という虚構の力でしかなく、実際に力を行使できるのはアメリカの諜報機関でしかない、ということを表象しているのかもしれません。
なんにせよ、ゼミ生全員の共通点として、アメリカの政治制度や常識に疎いことが発覚しました…
ちょうどいい機会ですし、皆で予習しておきましょう。